2024年 5月 3日 (金)

日本と中国が手を結んだ 「EV急速充電器」に起きているコト

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ノウハウを吸い取られる懸念も

   世界標準を握れば日本のEVの輸出がしやすくなるほか、充電器メーカーの輸出などにもメリットがある。他の規格が世界標準になって、これまで充電器メーカーが投じてきた開発費が無駄になる事態も避けられるし、自動車メーカーも、いろいろな規格に合わせるための費用負担が不要になる。

   ただ、中国側に技術やノウハウを吸い取られる懸念もある。また、経済効果は限定的との指摘もある。どの規格であれ、その土地に合った規格の充電システムを搭載すれば、車はどこでも売れるわけで、例えばEVの電池など、その車の競争力の根幹を占める話ではない。

   それでも、「世界最大の中国の自動車市場、特にEV市場に逸早く手を伸ばせるメリットは大きい」と業界関係者は期待する。その果実を得るためには、中国への充電器輸出に制約を設けないなど、政府間の協力を含め、条件整備が欠かせない。

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