2020年 9月 30日 (水)

「クラフトボス」ヒットかえって重荷? サントリーBFの株価さえない理由とは

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   サントリーグループで飲料・食品部門を担うサントリー食品インターナショナル(サントリーBF=英語社名「Suntory Beverage & Food Limited」の略)の株価が冴えない。

   2018年10月中旬には2日続けて年初来安値を更新し、一時4240円まで下げた。その後やや持ち直しているとはいえ、本業の缶コーヒーや特定保健用食品(トクホ)が苦戦する中で4月につけた年初来高値5490円は遥か遠く、低迷は長引くとの見方もある。

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コンビニコーヒーの普及も要因に

   10月15日には一時、前週末終値比170円(3.8%)安の4290円まで下げ、年初来安値を更新した。その引き金となったのは、前週末に発行されたJPモルガン証券のリポートだった。3段階の投資判断で最上位の「オーバーウエート」から中位の「ニュートラル」に格下げしたうえ、目標株価を5800円から4500円に大幅に引き下げたのだった。2018年12月期のサントリーBF自身の純利益予想は前期比2.4%増だが、JPモルガンは2019年12月期まで2期連続減益とした。翌16日も一時4240円まで下げて年初来安値をさらに更新した。

   主力の国内で採算性の高い缶コーヒーやトクホの「特茶」の販売にブレーキがかかっていることが主な要因だ。缶コーヒーの流通経路は定価販売の自動販売機が多いことなどから採算性が高い。かつて「BOSS(ボス)」といえば、ユニークなCMや「ボスジャン」などのキャンペーンで肉体労働系男性のハートをつかみ、自販機に向かわせたものだった。しかし、今やどのコンビニでも「いれたて」のおいしいコーヒーが100円程度で買えることをみんな知っており、自販機の立場は弱まった。

   しかも、サントリーBFは2017年4月、缶より採算性が低いペットボトル入りコーヒー「クラフトボス」を発売した。もちろんヒット商品に育ったことは成功だし、缶コーヒーを飲まない若者を取り込んだ面はあるとされるが、社内競合によって缶から需要を移してしまった面も否定できない。

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