2024年 4月 23日 (火)

「日本ハムは吉田輝星だと思う」 「指名なし」から一転、金村義明が「一本釣り」予言

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   野球解説者の金村義明氏(55)が、プロ野球ドラフト会議について「日本ハムは吉田輝星君を指名すると思う」と予想した。

   夏の甲子園で準優勝した金足農業の吉田投手は、ドラフト直前で「1位指名球団なし」とも報じられたが、裏を返せば競合なしの「一本釣り」ができる可能性もある。

  • 吉田1位指名に関して報じた10月25日の(左から)スポーツ報知、東京中日スポーツ、デイリースポーツ
    吉田1位指名に関して報じた10月25日の(左から)スポーツ報知、東京中日スポーツ、デイリースポーツ
  • 吉田1位指名に関して報じた10月25日の(左から)スポーツ報知、東京中日スポーツ、デイリースポーツ

「僕の個人的な予想ですけど...」

   2018年のドラフト会議は、大阪桐蔭の根尾昂内野手、報徳学園の小園海斗内野手という、貴重な遊撃手の逸材2人に1位指名が集中する可能性が高い。特に巨人は24日、球団事務所での会議後、長谷川国利スカウト部長が「どんなことがあっても1位の入札は根尾君」と強固な意思があることを明言している。

   10月25日のスポーツ紙6紙(日刊スポーツ、スポーツニッポン、スポーツ報知、サンケイスポーツ、デイリースポーツ、東京中日スポーツの6紙)による各球団ドラフト1位予想を見比べても2人に集中。巨人・ヤクルト・中日が根尾、広島・ソフトバンク・オリックスが小園、ロッテが大阪桐蔭の藤原恭大外野手で、全紙一致している。阪神・楽天も根尾か藤原のいずれかという見立てだ。

   一方、甲子園を席巻した吉田の名前はあまりあがってこない。24日には「1位指名なし」の可能性も浮上していた。だが金村義明氏は、25日放送の「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)で、

「僕の個人的な予想ですけど、日本ハムは吉田君にいきそうな気がするんですよね」

と自信ありげに発言した。理由は近年の「強行指名」にある。

「日本ハムは、菅野(智之)が、原辰徳さんの甥っ子が、『巨人しか行かない』と言ったのに指名する。大谷(翔平)が『メジャーに行く。絶対に日本球界は行かない』と言ったのに指名し、何度も通って入れてしまうという球団ですから」

DeNA、西武も狙う?

   日本ハムは11年、巨人入りを熱望していた菅野を強行指名し、巨人と競合のうえ交渉権を勝ち取った(菅野は入団を辞退し浪人)。翌12年には大谷を単独指名して入団にこぎつけ、衝撃を与えた。同球団は「その年のナンバーワン」を指名するという確固たる方針があるのは有名。近年ではこの2選手のほか、10年の斉藤佑樹、17年の清宮幸太郎の指名が記憶に新しい。

   「日本ハムの吉田1位指名」は25日の一部メディアでも報道。その1つ、東京中日スポーツによると、吉村浩ゼネラルマネジャー(GM)はこれまで1位入札について「競合する可能性が高い」としていたのに対し、24日になって「あえてノーコメント」「戦略上の理由で明かしません」と策があることを匂わせている。

   さらにデイリースポーツは、吉村GMが「他球団の情報を確認した上で最終的に絞りました。サプライズはあるかもしれない」と発言したことも報道。吉田獲得に向かっているのではないかと予想している。

   虎視眈々と吉田獲得を狙う球団はまだある。DeNAについては2紙が「吉田1位指名」と予想。先発に左投手がそろう中で、即戦力右腕としての期待を寄せる可能性がある。また、上記のように根尾、小園、藤原ら野手に注目が集まる中、25日にスポーツ報知によれば、西武の渡辺久信シニアディレクター(SD)は「普通に考えたら今年はピッチャー」と発言。リーグ優勝しながらチーム防御率と失点数がリーグワーストだった西武にとって、即戦力投手の補強は急務となっており、同紙は吉田1位指名を予想した。

   ドラフト会議は情報戦の側面がある。「金農フィーバー」の中心選手、吉田は、1位指名なしか、一本釣りか、はたまた競合するのか。

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