2019年 5月 21日 (火)

指原は「アイドル界の田中角栄」 AKBグループを変革した遺産とは

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   HKT48からの卒業を発表した指原莉乃さん(26)は、AKBグループの選抜総選挙で王座を占めつつ影響力を維持、アイドルグループらしからぬバラエティー路線を加速させた「革命児」だった。その手腕は「アイドル界の田中角栄」と呼ばれるほどで、なかでも人心掌握術には他の追随を許さないほど長けていた。

   指原さんは、自身の卒業でAKB48が「すごくいい方向に進む」と楽観的だが、総監督の横山由依さん(26)ら、残されたメンバーがいかにしてグループをまとめていけるか、「ポスト指原」の今後は見えにくい。

  • グループをまとめた指原莉乃さんの人心掌握術は継承できるのか(c)AKS
    グループをまとめた指原莉乃さんの人心掌握術は継承できるのか(c)AKS
  • グループからの卒業を発表する指原莉乃さん(c)AKS
    グループからの卒業を発表する指原莉乃さん(c)AKS

角栄は「カネ」や「ポスト」、指原は「出番」を配る

   指原さんのバラエティー路線と、人心掌握術が一度に披露された典型例が、18年1月に開かれた指原さんのソロコンサートだ。17年の「選抜総選挙」の公約だった「さしこ100%」のコーナーでは、ステージ上に運ばれてきたパーティションの向こうでスカートを脱ぎ捨て、下半身は股間にお盆を当てただけに見える状態で登場。股間の前でお盆を回転させて成功、拍手を浴びた。直後の曲では水着姿を披露した。

   一方で、バックダンサーにはHKT48から田中菜津美さん(当時17)ら6人を起用。17年9月の若手メンバーによるコンサート、17年12月の18歳以上による新公演のいずれにも出演できなかったメンバーだ。指原さんは14年の著書「逆転力 ~ピンチを待て~」(講談社AKB48新書)で、「エースを作る、打順を回す」という見出しで

「九州ツアーでは、7つの県ごとにユニットメンバーを入れ替えたり、地元のコにはソロパートをあげたりしています。本人のモチベーションにも繋がるし、ファンの方が『見つけて』くれる可能性も高まりますよね」

と説いていた。角栄が「カネ」や「ポスト」を配っていたのに対して、指原さんは「出番」を配っていたわけだ。

「スポットを当ててくれて、指原さんについてきて良かった」

   バックダンサーとして出演したメンバーのひとりが、岩花詩乃さん(18)。岩花さんは、卒業発表後のツイートで、指原さんとの「1番の思い出」としてソロコンサートの出演を挙げ、

「大人組でもなければフレッシュメンでもなかったメンバーにスポットを当ててくれて、指原さんについてきて良かったなって思いました。いつでもHKTのメンバーのことを考えてくれる指原さんが凄く大好きです」

とふり返った。

   指原さんとの出会いをきっかけにアイドルになった人もいる。小田彩加さん(19)は、15年放送の「HKT48のごぼてん!」(テレビ西日本)のロケ企画で指原さんと共演。当時、一般の高校生だった小田さんは、指原さんに「アイドルになろうよ」と勧められてオーディションを受け、16年に4期生としてHKTに加入している。小田さんは

「指原さんと出会ったおかげでHKT48のメンバーになりたいと思えました」

と書き込み、18年3月にHKTを卒業した山田麻莉奈さん(23)は、

「客席から観て改めて感じたのですが、メンバーみんながさっしーさんを慕っているのはああいう人だからです。会場にいた方はみんな感じたはず。ほんとに大きい人」

と人柄をたたえた。

   HKT以外からも卒業を惜しむ声が相次いだ。NGT48の荻野由佳さん(19)は、

「さ、指原さん、、、 初選抜でどうしたらいいかわからなかった私を遊びに誘って下さったり ここまで皆さんと仲良くして頂けているのも全て最初に声をかけて下さった指原さんのお陰でした」

と感謝。高倉萌香さん(17)は、涙顔の絵文字を4つもつけて

「え!!!さしさん卒業なの?」

と、驚きを隠せない様子だ。

「変なイメージがなくなって、すごくいい方向に進むと思っていて...」

   バラエティー路線をひた走るSKE48の須田亜香里さん(27)は、

「48グループにたくさんの可能性を作ってくれた人。数回のまぐれじゃないから本当に凄いんです」

とした上で、

「残る私たちは試されることの連続だと思う。不安です。でも!試すような目で見てもらえる今とこれからがあること。これが指原さんが今くれた可能性なのかな。って。だから...頑張らないとね」

などとアイドルとバラエティー路線の両立を誓っていた。

   指原さんは、自らが卒業した後のAKB48グループについては、比較的楽観的だ。18年12月15日夜、動画配信サービス「SHOWROOM」で、

「『自分がやめてやばいんじゃないか』とか、正直まじで全く思っていなくて、誰がやっても辞めても、なんとかできたじゃないですか、ここまで。私がここまでやれているのは十分すごいなって思うので、何にも変わらないどころか、変なイメージがなくなって、私はすごくいい方向に進むと思っていて...特にAKBは。なんか、また一新できる気がする」

などと発言。アイドル路線への回帰が進むとみているようだ。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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