2019年 12月 9日 (月)

年俸1億5000万・炭谷が正捕手レース脱落? 背景にはセ・パの「差」も

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   巨人の正捕手に小林誠司捕手(29)が「指名」される可能性が高くなった。原辰徳監督(60)は2019年3月7日、大阪市内で行われた会合に出席し、正捕手争いの真っただ中にいる小林を大絶賛した。課題の打撃に関しては打率.250を目標に設定したが、肩の力と守備に関しては「世界一といっていいくらい」とべた褒め。開幕まで3週間と迫り、本命視されていた炭谷銀仁朗捕手(31)を小林が振り切ったようだ。

   今シーズンから捕手に復帰する阿部慎之助捕手(39)を含め、巨人の正捕手争いは小林、炭谷、阿部の3人で争われていた。当初は、昨オフにFAで年俸1億5000万円(金額は推定)で獲得した炭谷が正捕手候補の筆頭とされていたが、オープン戦6試合を終えた時点で原監督は小林を正捕手とする模様。関係者の話によると、小林の評価が上がったわけではなく、炭谷の評価が落ちたためだという。

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攻撃的なパ・リーグ、セ・リーグの傾向は?

   ここまでのオープン戦6試合の両者を比較すると、打撃面でいえば小林が4試合でマスクをかぶり6打数1安打、打率.167の成績。一方の炭谷は4試合に出場して9打数1安打、打率.111の低調ぶり。打撃に課題を持つ小林よりもさらに結果を残せていない炭谷だが、巨人OBからは、リード面でパ・リーグ時代のスタイルが抜け切れていないとの指摘する声が上がっている。

   DH制のパ・リーグは、打者が打席に立つセ・リーグよりも打線が攻撃的とされる。打線に谷間が生じないためセ・リーグよりも犠打が少なく、その分、盗塁も多い。パ・リーグの打者は犠打のサインが少ない分、カウントにかかわらず積極的にバットを振ってくる傾向にあり、ノースリーからでも甘い球がくれば強振してくる。

   セ・リーグの打線は、下位打線の9番に投手が入るのが常で、投手が打席に立つ場合、塁にランナーがいれば犠打、いなければ投球に負担がかからぬよう空振り三振に終わるケースが多い。9番を挟む打順で始まる回は、ほぼ1死が確定してしまうため、打者はより慎重になり、カウントが有利になるまで早打ちをせずにじっくりと待つ傾向にある。

菅野リードしきれず「大炎上」の失態

   巨人の元監督の堀内恒夫氏は3月4日に自身のブログを更新し、「彼の功績は俺が改めて言うことでもないが素晴らしいものがある。」と前置きした上で、「炭谷を見ているとパ・リーグのピッチャーをリードしている姿にも見えてしまう。今はその辺りを確かめている段階かもしれないが環境に合わせた自分の力を発揮するところまでいっていないような気がするよ。」と綴っている。

   炭谷は2006年に西武に入団以来、13年間パ・リーグ一筋。巨人に移籍当初からパ・リーグとセ・リーグの打線の性質の違いに対応出来るかが指摘されてきた。球団関係者は「炭谷はまだ巨人の投手陣のクセなどをつかみ切れていない。その焦りが打撃の不調につながっているのだろう。これからシーズンに入ってセ・リーグの打者と対戦していくが、この分だと慣れるまで時間がかかるでしょう」と話した。

   8日行われたオリックス戦では、開幕投手が確実視される菅野智之投手(29)とバッテリーを組んだが、菅野をリードしきれなかった。菅野はオリックス打線につかまり4回を投げて9安打6失点の大炎上。いまだ巨人投手陣のクセをつかみ切れない「勉強不足」を露呈する形となった。

   炭谷の出遅れで正捕手の座が大きく近付いた小林だが、キャンプからオープン戦にかけては課題の打撃に明るい材料はない。一方でリード面においては、巨人生え抜きで5年間、マスクをかぶってきたというアドバンテージは大きい。原監督の絶賛ぶりから3・29の開幕マスクの可能性は高まりつつあるが、残り3週間で打撃での結果も求められる。

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