2019年 12月 11日 (水)

ラグビー日本代表最多キャップ「98」、41歳で現役...「東芝のキンさん」大野均選手の規格外すぎる生きざま

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   野球界でいうなら元中日ドラゴンズの山本昌さん、サッカー界なら横浜FCの三浦知良(カズ)選手。そしてラグビー界においては、東芝ブレイブルーパスの大野均(ひとし)選手だろう。192センチ、105キロ、足のサイズは31センチという立派な体格の持ち主だ。

   ポジションは、スクラム第1列(前3人)を後押しする第2列LO(ロック)。日本代表キャップ(出場回数)は歴代最多「98」。1978年生まれの41歳で現役を続けていて、ハードコンタクトの連続であるラグビーにおいては「鉄人」と呼ぶにふさわしい。しかし、大野選手のラグビー人生には、数字だけでは表せないほどの「とてつもない歴史」があった。

  • グラウンドでサイン入りボールを手にする「キンさん」こと大野均選手
    グラウンドでサイン入りボールを手にする「キンさん」こと大野均選手
  • 代表ジャージにもサイン
    代表ジャージにもサイン

高校時代まで野球部...しかも補欠だった

   大野選手は、福島県郡山市出身。小学校時代から野球少年で、高校まで続けたが、

「なかなかレギュラーに選ばれなくて、補欠でね。ポジションは主にレフト。最後はキャッチャーもやりました」

   そんな大野選手は、地元の高校を出て、県内にあった日本大学工学部に入学。そこで、初めてラグビーというスポーツに出会った。

「大学でも野球をやろうと思っていたんですよ。でも、当時から体が大きかったので、ラグビー部から、しきりに勧誘されて。それで1回、練習を見に行ったら、チームの雰囲気がすごく良くて。やってみようかな...って」

   さらに驚きなのが、いわゆる「本チャン(体育会)」ではなく、工学部のラグビー部所属だったということだ。記者も長年、ラグビーを見てきたが「大学で本チャン→トップリーグ(TL)→日本代表」という選手は多くいるものの、大学で本チャンではなかった選手がTL、そして日本代表に入り、史上最多「98」キャップを取った...ということが信じられない。

「体が大きくて走れたっていうのもあって、学生時代に県選抜に選ばれて。それが東芝関係者の耳に入って『何だか、面白そうなヤツがいる』って...。それで、入社することになりました。まあ、運と縁です。でも、入社当時の先輩には『サークル上がり』扱いされましたけどね(笑)」
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