2019年 10月 19日 (土)

41歳の夏の「異変」から20年... ALS患者・舩後靖彦氏が「史上初」の国会議員になるまで

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看護師から受けた理不尽な仕打ち

   ALS発症後の4年目だった。千葉市中央区の病院に入院中のころ。入浴後に机やベッドデスクの位置がおかしく、直してもらおうと看護師を呼んだ。直してはくれたが位置がいまだにおかしく、正してもらうよう要請。そのとき、看護師が何かをわめきながら机を蹴飛ばしたという。舩後氏は7月3日の出馬会見で、報道陣に対し、病院で受けた仕打ちに触れたうえで「ショックでした」と伝えた。その時住んでいた施設でも自身が退去する11年11月までに、入居者に対し、看護師が舩後氏にした類似の行為をする介護士が5人までとなり、13年に市行政の調査が入ったという。

   7月3日の出馬会見で舩後氏は、16年7月に起きた神奈川県相模原市の障害者施設殺傷事件などを踏まえ、「1919年、世界で最初に人種的差別撤廃提案を国際連盟委員会において主張した日本が、なぜ、障害者、さらには人間の価値を生産性のみで捉え、優生思想や障害者差別が色濃い国になったのでしょう」としたうえで、

「戦後欧米の労働生産性が高いものを尊ぶ文化、金もうけがうまい人を尊敬する風潮が流入したからだと私は考えます」

と分析。そして、「生産性が高いものを尊ぶ風潮が日本に蔓延している限り、相模原施設殺傷事件のようなことは再び起こる可能性があります。なぜなら、あの難病専門の病院の看護師のようなタイプのナース、介護士は、生産性もない重度障害者は生きている価値がない、という考えがあるかもしれないから」としていた。

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