「タカラジェンヌ体験」に夢中な女性たち 「褒められまくり」でお姫様気分に...
2019.10.20 11:00
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スタッフが「神対応」する理由は?
スタッフの褒めちぎる「神対応」が体験者には軒並み好評だったが、Salon de Takarazuka ステージスタジオはどんなコンセプトで体験者を迎えているのだろうか。J-CASTニュースは19年10月に宝塚大劇場に取材を行った。スタッフの褒めちぎる対応力について、ステージスタジオは
「変身体験のようなものかもしれませんが、お客様が憧れのタカラヅカの世界に少しでも近づき、いい思い出となるように、リラックスできる雰囲気を作ってお客様に撮影を楽しんでいただいています」
と答えた。すべてを肯定してくれるスタッフの言葉もまた、ステージスタジオでの体験の非日常感を高めている。
このステージスタジオに務めるスタッフだが、土地柄、タカラヅカが大好きでぜひとも劇場で働きたかった、という人もいれば全く観たこともない人もいて、働くきっかけはさまざまだという。メイク技術は宝塚OGからの指導で習得されていくという。宝塚大劇場には、舞台裏で現役の劇団員の衣装作りや早替わりを担当する衣裳部という部署もあるが、衣裳部との人的交流はなく、ステージスタジオのスタッフの間でスキルが共有されているそうだ。
ステージスタジオに興味を持ったネットユーザーの中には、宝塚歌劇については「存在は知っているけど、敷居が高そう」というイメージを抱く人もいたが、肯定感が高まり憧れの姿になれるこの変身体験は、タカラヅカのPRにとどまらないポジティブな経験を女性にもたらし、元気をくれているのかもしれない。
(J-CASTニュース編集部 大宮高史)