2024年 3月 29日 (金)

ゴーン逃亡も防げた? ロシアの例から考える「鉄道セキュリティー」

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   ほとんどの読者が承知のとおり、2019年12月29日、保釈中であった日産自動車の前会長、カルロス・ゴーン被告がレバノンへ海外逃亡した。

   今回の逃亡劇では関西空港のセキュリティーが話題となっているが、この逃亡は、仮にロシアだったら不可能だっただろう。なぜ、ロシアでは逃避行が無理なのか。今回は日露の鉄道セキュリティーを考えてみたい。

  • ロシアでは乗車チェックが行われるため、ドアの前には列ができる
    ロシアでは乗車チェックが行われるため、ドアの前には列ができる
  • ロシアでは乗車チェックが行われるため、ドアの前には列ができる

指定席なら車内改札はなかった

   簡単ではあるが、ゴーン被告の海外逃亡を振り返ってみよう。報道によると、ゴーン被告は東京都内の住居から徒歩で近くのホテルに移動。そこで、協力者と一緒にタクシーに乗り、JR品川駅へと向かった。品川駅から東海道新幹線に乗り、新大阪駅へと向かった。新大阪駅からタクシーに乗り換え、関西空港近くのホテルに立ち寄ったことが確認されている。その後、何かしらの大きなケースの中に入り、関西空港からプライベートジェットで日本脱出。トルコ経由でレバノンに到着し、逃避行は見事に成功した。

   ゴーン被告は2時間30分~3時間もの間、東海道新幹線でバレなかったのだろうか。東海道新幹線では2016年3月から基本的にグリーン車と指定席での車内改札を取りやめた。また、車内にある3列席にゴーン被告を挟むように協力者が座れば、第三者からも気づかれにくいだろう。とは言っても、ゴーン被告にとって手に汗握る東海道新幹線の旅だったと思われる。

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