2022年 1月 18日 (火)

「世紀の番狂わせ」から30年 タイソンを倒した男、ダグラスの栄光と苦闘とは

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「疑惑のロングカウント」で正当な評価受けられず...

   ヘビー級史に残るこの一戦を語る上で避けて通れないのが8回のダグラスのダウンシーンだ。試合後、タイソンのプロモーターであるドン・キング氏は、レフリーがロングカウントしたとして猛抗議をした。確かに当時の映像を確認すると、レフリーはダグラスがダウンした4秒後にカウントを開始している。ダグラスが立ち上がったのがカウント「9」なので、実質13秒かかっている。キング氏はレフリーのロングカウントに激怒し、タイソンのKO勝利を主張した。

   キング氏の主張は「疑惑のロングカウント」と報じられ、試合後、訴訟に発展した。これがダグラスの「栄光」に暗い影を落とす。「世紀の番狂わせ」を演じた主役は、「疑惑のロングカウント」により正当な評価を得られず、加えて数カ月にも及んだ法廷闘争がダグラスの心をむしばんだ。ダグラスは当時を「私はチャンピオンになったが、それは悪夢だった」と振り返っている。

   タイソン戦から8カ月後の1990年10月、イベンダー・ホリフィールド(米国)を迎えて初防衛戦に臨み、3回KO負けで王座を失った。この敗戦でダグラスの評価は一段と下がり、メディアでは「まぐれでタイソンに勝った男」と評されるようになった。タイソン、ホリフィールド戦で計30億円以上もの富を得たダグラスは、この敗戦を機にしばらくリングから遠ざかり、リングに復帰したのは6年後のことだった。

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