2020年 10月 20日 (火)

「復興」への思いを込めて、福島県の農業高校の生徒が作り続ける「ハマナス」ジャムや琥珀糖

ハマナスでつくる「琥珀糖」にヒット期待

   「ハマナス」に着目したのは、東日本大震災がきっかけ。海沿いに生息するハマナスが津波に流されたことで、耕作が放棄された土地に生徒たちが震災復興の思いを込めて、ハマナスの植樹園として管理、育成するようになった。

江畑暁月さん、藤澤朱莉さん、西原朱莉さん(後列左から)と、伹野桃花さん(前列左)と蒔田愛さん(同右)
江畑暁月さん、藤澤朱莉さん、西原朱莉さん(後列左から)と、伹野桃花さん(前列左)と蒔田愛さん(同右)

   伹野桃花(ただの・ももか)さん(3年生)は、「ハマナスを『復興の花』として守るという使命感を持って、高校で研究活動を続けてきたところ、その過程で花や実が食べられることがわかりました。先輩方が『ジャム』の商品化を考案。それがカタチになったのが2017年です。そのときのレシピを私たちが受け継ぎ、今も使っているんです」と、説明する。

   5月から夏の終わりにかけて花が咲く、ハマナス。ジャム作りは、実をつける9月から始まる。4、5人が放課後に集まり、だいたい2時間から3時間くらい。実がつぶれるまで煮込む。

   ハマナスの実は、種が大きく、加工できる部分はほんのわずか。ジャムを作るには多くの実が必要で、仮に実を10キログラム採ったとしても、果肉は半分以下の量になってしまう。希少価値の高い商品なのだ。

   2019年12月6日に開いた「相農ショップ」では、ハマナスの花を使った砂糖菓子の「琥珀糖」も販売した。「ジャムができるのならば、搾った汁でなにかできないかと考えたのが『琥珀糖』の始まりです」と、大和田先生。

   ワインレッドで、宝石のような存在感があり、味もいい。「『琥珀糖』はベストですね。あれはヒットすると思います」と、うれしそうに話す。

ワインレッドで、宝石のような存在感の「琥珀糖」
ワインレッドで、宝石のような存在感の「琥珀糖」

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