2021年 5月 13日 (木)

先行き読めないプロ野球 状況次第で「交流戦&CS中止」にも現実味

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   新型コロナウイルスの感染拡大を受けて日本球界が大きく揺れている。パ・リーグは2020年3月31日に社長会をオンライン会議で行い、目標としていた4月24日の公式戦開幕を断念する方向で一致。セ・リーグ6球団もパ・リーグに同調するとみられ、公式戦開幕が5月下旬以降に大幅に遅れる可能性が出てきた。

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交流戦差し引いても全日程消化は...

   プロ野球の公式戦開幕は、今夏に予定されていた2020年東京五輪の影響で例年よりも早い3月20日を予定していた。新型コロナウイルスの感染拡大が収束する気配が見られないことから公式戦開幕が4月10日以降に延期され、3月23日に行われた12球団代表者会議で4月24日の開幕を目指すことが確認された。

   12球団は公式戦の開幕を当初の予定よりも1カ月以上先延ばしにして準備を進めてきたが、ウイルスの感染状況は好転することなく、3月27日には阪神から藤浪晋太郎投手(25)ら3選手のウイルス感染が確認された。各球団は現役選手のウイルス感染を重く受け止め、監督、コーチ、選手、スタッフの自宅待機、全体練習の一時休止を次々と発表した。

   公式戦開幕が5月下旬以降にずれ込めば、公式戦143試合を消化するのは非常に厳しい。現実的なところでは、5月26日から予定されているセ・パ交流戦18試合を中止することだろう。ただ、この18試合を差し引いても125試合が残されており、五輪の中断期間を公式戦の日程に当て込んでも11月までに全日程を消化するのは厳しい状況だ。

   11月までに全日程を消化できなければ、クライマックスシリーズ(CS)、日本シリーズはどうなるのか。今シーズンに限りCSを短縮もしくは中止し、日本シリーズのみの開催も考えられるが、シリーズ開催が12月にずれ込んだ場合、時期的に屋外球場での開催は難しく、課題は山積する。

MLBは7月以降開幕の可能性も

   一方、ウイルスが猛威を振るう米国のMLBは、さらに深刻な状態にある。ブルージェイズが本拠を置くカナダのトロント市が、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、6月末までの大規模イベントを禁止する方針を発表。現時点でMLBの試合が大規模イベントに該当するか否かは明らかになっていないものの、ブルージェイズの活動が制限されれば、これに連動してMLBの開幕が遅れる。

   MLBは当初、公式戦の開幕を5月中旬以降と想定しており、選手会と合意間近だった。公式戦162試合の消化は難しいとの判断で、ダブルヘッダーを取り入れるなど最低100試合の開催を目指していた。だが、トロント市が禁止する大規模イベントにMLBの試合が含まれるようであれば、開幕は7月以降となり、試合数はさらに減る可能性がある。

   日本のプロ野球も予断を許さない状況にあり、ウイルスの感染に収束が見られないようだったら、公式戦の開幕は5月下旬どころか6月以降にずれ込む可能性もある。各球団はウイルスの感染予防に細心の注意を払っているものの、今後の状況次第では公式戦の大幅減、交流戦、CSの中止が現実味を帯びてくる。

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