声優の藤原啓治さんが、以前から闘病中だったがんのため2020年4月12日に死去した。55歳だった。「クレヨンしんちゃん」「エウレカ」など数多く担当藤原さんが代表を務める声優事務所「AIRAGENCY」(東京都新宿区)の公式サイトで16日に発表された。通夜と告別式は親族のみで執り行われ、香典や供花の儀については辞退するとしている。アニメ「クレヨンしんちゃん」(テレビ朝日系)の主人公の父「野原ひろし」役や「交響詩篇エウレカセブン」(TBS系)の「ホランド・ノヴァク」役などで活躍し、ナレーターや音響監督も務めた。2016年8月に病気療養のための休業を発表していたが、2017年6月に体調を考慮しながら除々に仕事を再開すると発表され、映画「スパイダーマン:ホームカミング」(2017年公開)の「アイアンマン」役の日本語吹き替えなどを担当していた。お茶の間などで慣れ親しまれた声優の訃報に、ツイッターでは、「心からご冥福をお祈りします。突然すぎてまだ信じれません」「子どもの頃からずっと聞いてた藤原さんの声がもう聞けなくなるんだと考えたら本当にショック」「藤原啓治さん日本の理想のお父さんでした」「どのアニメやゲームにでてきても『藤原啓治だ!』ってテンションあがる俺の中で数少ない声優なのに、これから新作をやるときにもうそういう機会がないのかと思うとあまりにも悲しすぎる」「本当に好きなキャラばっかり誰もが一度は聞いたことのある声だと思う」「特別な存在感の人...信じたくない...」と悔やむ声が上がっている。
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