蔦屋書店(東京都渋谷区)とその子会社である臺灣蔦屋股份有限公司は2020年5月21日、台湾高雄市に書店とカフェが融合したブックカフェ「TSUTAYABOOKSTORE高雄大立店」をオープンした。高雄では初の飲食可能なブックカフェ「TSUTAYABOOKSTORE高雄大立店」は、高雄市中央部に位置する商業施設「大立百貨店」内にオープン。ビジネスマンや3~40代を中心としたファミリー層、大学などの教育施設に訪れる幅広い世代を対象に、書籍や雑誌だけでなく、日本の文具・雑貨なども販売する。店舗内にはカフェ「WIREDCHAYA」やコーヒーチェーン「LOUISACOFFEE」、スコーン店「MerciKitchen」も出店、高雄では初の飲食可能なブックカフェとなった。蔦屋書店によれば、「TSUTAYABOOKSTORE高雄大立店」は2階建てで広さは約350坪。中文を中心に、和書・洋書も取り扱い、約3万冊の書籍や雑誌を展開した。台湾には蔦屋書店のほかに、ジュンク堂書店や紀伊國屋書店が進出している。ジュンク堂書店は台北市に1店舗、紀伊國屋書店は高雄市・台北市・台中市に4店舗出店している。紀伊國屋書店は海外進出に意欲的で、現在の海外店舗数は39。5月6日にはアラブ首長国連邦では2店舗目となるアブダビ店をオープンした。また、その他海外に進出した本屋には旭屋書店が挙げられ、香港に1店舗展開する。
記事に戻る