2020年 8月 3日 (月)

「寄付するのが真のサポーター」の風潮「望まない」 J2大宮・水戸に「チケット払い戻し」の本懐を聞いた

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チケット所有者にアンケート実施「千差万別でした」

   大宮アルディージャのデジタルマーケティンググループ・小島陽介課長は17日、J-CASTニュースの取材に「この前代未聞の事態を乗り越えるにあたって、一番思ったのは『みんな真のサポーターだ』ということでした」と語る。コロナ禍でリーグ再開延期が続く中、シーズンチケットの扱いも再考が必要となり、クラブは対応に追われた。その中で5月20~21日、シーズンチケット所有者に「アンケート」を取ることとなり、回答を読んで感じたのだという。

   アンケートはクラブ公式サイトで結果を公表している。設問は「リーグ日程に大幅な変更が生じるが、シーズンチケットを利用できそうか」「シーズンチケットの払い戻しを希望するか」「払い戻しを希望する(しない)理由は何か」など。小島課長が「あけすけに聞かせていただきました」という通り、シーズンチケットをめぐるストレートな質問が多い。所有者の約40%にあたる1762人から回答を得ており、「様々な意見を頂戴しました」と話す。

「『返金するのが当然だろう』とアンケートそのものへのご批判、逆に『直接気持ちを聞いてくれてありがとう』という方、『仕事が減ってお金に困っているので返金してもらいたい。でも応援する気持ちは変わりません』とご自身の現状を明かしてくださった方もいます。千差万別でした。何千件とご回答いただいたアンケートを1通ずつ読んで、1人1人異なる経緯があるのだと改めて気づかされました」(小島課長)

   「千差万別」の胸中を把握したことで、別の懸念もよぎった。

「現在のような未曾有の事態の中では『同調圧力』も起きやすいです。サッカークラブのサポーターはそれこそ一丸となって応援してくださっているので、その心配はあります。

もしそうした風潮が生まれると、たとえばスタジアムでよく顔を合わせる人が『寄付する』と言った場合に、本当は払い戻したい人がサポーター同士の会話で言い出しにくくなるかもしれません。そうなると、楽しいはずのサッカー観戦で肩身の狭い思いをしたり、スタジアムに行きづらくなったりするかもしれない。

そんなことがないよう、個人個人の本当の希望に合わせて取り扱いを選択できるためにはどうすればいいのか。私たちは皆様にアルディージャを、サッカーを好きでいてほしいです。全員が真のサポーターですから、あらゆる判断をクラブが尊重します。そういう思いを込めたメッセージでした」(小島課長)
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