2021年 3月 2日 (火)

コミケ運営・赤ブー・コミVに聞く コロナ禍で浮き彫り、同人誌即売会の「役割」と「これから」

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バーチャル同人誌即売会のメリットとデメリット

   「ComicVket 0」はオリジナル作品の売買を行うことができるバーチャルイベントである(「バーチャル同人誌即売会に約2万5千人 ComicVket 0、来場者は想定の『2倍以上』に」、4月14日配信)。約71万人を動員する世界最大級のバーチャルイベント「バーチャルマーケット」を開催するHIKKYが、その運営ノウハウを生かして実施したバーチャル同人誌即売会だ。

   バーチャル同人誌即売会のメリットとデメリットを尋ねると、HIKKYはこう回答した。

「バーチャル同人誌即売会の最大のメリットは、本来であれば出展や参加を断念していたような遠方住みの方でもイベントに参加できることです。デメリットとしては、VR機器や回線の影響を大きく受ける為、画質や操作の快適さに個人差が出る点です。今後の課題としては、同人誌の委託書店などと連携し、スムーズにユーザーの手元にお届けできるようにしたいと考えています」

   しかし、こうしたオンラインイベントが広がっていってもまだ、同人誌印刷インフラの危機を脱することはできなかった。HIKKYによれば、紙の同人誌の取り扱いについては数字が出すことができないというが(ComicVket 0では、VR会場からそれぞれの外部の販売サービスのURLにつなぐことで、手数料なども取らずに頒布者に自由に売ってもらっているため、HIKKYがその先を把握することはできない)、同人誌印刷所「栄光」の代表取締役社長で、日本同人誌印刷業組合の岡田一理事長は、オンラインイベントの影響についてこう語る。

「『オンラインでのイベント』で注文ゼロを避けることはできました。もちろんありがたいことですが、リアルイベントと比較すると残念ながら売上は30%~20%程度にとどまります。それでも、作り手のサークルの皆様に、オンラインイベントに向けモチベーションを 高める新刊発行意欲を持っていただく事がポイントです。新刊発行が、印刷会社を助け、同人誌書店を潤し、ひいては同人文化の継続につながることを理解していただくしかありません」
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