2021年 3月 2日 (火)

コミケ運営・赤ブー・コミVに聞く コロナ禍で浮き彫り、同人誌即売会の「役割」と「これから」

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「ハレの場」である即売会との落差

   赤ブーブー通信社の赤桐副代表は、オンラインイベントでの紙の同人誌の売り上げは、全体を見ればもっと深刻だと推測している。

「30%-20%はだいぶ成功している印刷所さんではないでしょうか。私たちの認識としては、もう少し低い値、平均すれば通常イベントの5%-10%くらいと思っています」

   そして、オンラインイベントで紙の同人誌の発注が大幅に減る原因をこう推測する。

「これを言ってしまうと元も子もないのですが、現実問題としてどれだけ最新技術を投下してもエアイベントの物理的環境は『いつもの部屋』と『ディスプレイ』でしかないのです。小難しい話ではなく、シンプルに目の前の問題が非常に大きいです。特にこれまでハレの場である即売会を楽しんできた参加者にはその落差はとても大きく、その差が数字に表れているのではないでしょうか」

   コミケの準備会は、紙の同人誌の発注が大幅に減る原因や、参加者が本を作る動機やモチベーションについてこう語る。

「同人誌即売会は、ひとつには『締切』の機能を果たしてきました。もちろん計画立てて、同人誌や作品を作ることができる人もたくさんいますが、プロの作家でも、締切がないと原稿が描けない/書けない作家はたくさんいます。同人誌即売会に本を間に合わせるということは、サークル活動の大きな動機付けとなっていることは、皆さんなんとなくわかっていたとはいえ、図らずも今回の状況で見える化されたようにも思います。
 また、各種の検索機能を用いることで、ネット書店などでは、自分の好みに合った同人誌を探すことができますし、ピンポイントで欲しい同人誌さえ手に入れられればよい、という人も少なくはないのですが、一方で、まだ見ぬ同人誌との偶然の出会いの『場』であるということは、同人誌即売会の持つ強い魅力のひとつだと思います。リアルな『場』での同人誌との出会いは、ある意味『一期一会』的な色彩があり、それが同人誌を手に入れたいという強い動機とも連動していると思います」
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