2024年 4月 26日 (金)

岡田光世「トランプのアメリカ」で暮らす人たち
社会主義デモに反発、勝利誓う共和党支持者

初めての方ご注目!プロミスなら最短1時間融資でお急ぎでも大丈夫!

「僕はどんな時もトランパー」

   すると、新聞と買い物のビニール袋を手にこちらに向かって歩いてきた白人男性(エリオット・ゴードン)が、私たちの前で足を止め、「デモをやってるのは、白人の子たち(white kids)みたいじゃないか」と会話に参加してきた。

   「そうだよ、白人だ。『ブラック・ライブズ・マター』だって? 私にも黒人の友人がたくさんいるが、土地も持ってるし、レクサスに乗ってるさ」と正統派ユダヤ教徒。

   「あの子らは今、ほかにやることがないんだ(The kids have nothing to do.)」とエリオットが言い、「ほかに何もやることがないんだ」と2人で連呼し始めたかと思うと、いつの間にやら東洋系の女性も加わり、一緒に大声で繰り返す。

   女性は中国からの移民だった。「Make America Great Again(アメリカを再び偉大に)」と正面に書かれた、トランプ大統領支持を示す赤い野球帽を被っている。

   「野球もバスケも試合に行けない。ビリー・ジョエルのコンサートもダメだ。市長が許可しているのは、デモだけだからな」とエリオット。

   「ここから出て行け!」と東洋系女性が叫ぶと、エリオットも「ここから出て行け!」と4度、連呼した。

「トランプ大統領は最高さ。僕はどんな時もトランパー(トランプ支持者)! トランパーだよ!(I love President Trump. I'm a forever Trumper! I'm a Trumper!)」

   エリオットが愉快そうに、大声で私にそう話すのを聞いて、通りかかった車のドライバーがこちらに向かって親指を立てた。どうやら赤の他人のようだ。

   それを見てエリオットが声を立てて嬉しそうに笑い、「(大統領選は)僕らが勝つんだ! 僕らが勝つんだ!(We're gonna win! W're gonna win!)」と叫ぶと、東洋系女性も「We're gonna win!」と負けずに声を合わせる。

姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中