2020年 11月 27日 (金)

「35歳の少女」でコロナ連想する視聴者 25年後の世界は「夢見てたような未来」じゃなかった...?

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   女優の柴咲コウさん(39)が主演する「35歳の少女」(日本テレビ系)の第1回が2020年10月10日に放送された。

   ドラマは脚本家の遊川和彦氏のオリジナル作品。10歳の時に起こした自転車の事故により、25年間にわたって昏睡状態に陥るも、35歳の誕生日に目を覚ました主人公・望美を柴咲さんが演じる。第1回では、25年ぶりに目覚めたことによって家族に起きた変化に驚く望美の姿などが描かれ、視聴者からはさまざまな感想がネット上にこだましている。

  • 「35歳の少女」のサイトから
    「35歳の少女」のサイトから
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「21世紀は戦争や差別もなくなって、みんなが仲良くなるって信じてる」

   作品中盤、望美の母である多恵(鈴木保奈美さん=54)は、望美の退院祝いと称して、自身とは既に離婚した父・進次(田中哲司さん=54)と、既に独立した妹・愛美(橋本愛さん=24)を招いての夕食会を開いたが、そこには、家族に加え、かつてクラスで親しかった結人(坂口健太郎さん=29)が招かれていた。今は小学校教諭になっているという結人は、教師として働く喜びについて語りつつ、望美が小学生の時に書いた作文の内容に言及。「21世紀は戦争や差別もなくなって、みんなが仲良くなるって信じてる」という内容に感動したことを明かすなど、和やかな雰囲気で食事会は進んだ。

   しかし、話が進むにつれ、結人の表情は徐々に暗いものに。そして、現在は教師を辞めていると明かすと、「今はお前が夢見てたような未来じゃねえんだよ! 温暖化やら差別やら原発やら、いっぱい問題があるのに」とまくしたてつつ、人々は自らの利益ばかり追い求めていると怒りをまき散らす有様。とどめに、「お前もさ、ずっと寝たまんまの方が良かったんじゃないの?」と吐き捨てるなど、退院祝いの雰囲気を完膚なきまでに破壊し尽くしたのだった。

   このシーンに対し、ネット上では視聴者から、

「ストーリーが過去と現在との説明で進んでいくから、『思い描いていた未来』『なしえなかった現在』が延々と対比で描かれて、ずーーっとつらい」

といった驚きのツイートが続々。他にも、

「望美を見ると、みんな25年前の自分を思い出してキツくなるんだろうね。思い通りの未来にたどり着けることなんてほとんどないし。それでも、生きている今を受け入れる。その難しさよ」

と、自らに置き換えて考えさせられたというツイートも噴出している。

「コロナのことだけがないのが、不自然すぎて逆に怪しい」

   多くの視聴者から驚きの声が上がった第1回だったが、このシーンに対しては他の声も上がっている。それは、同シーンと新型コロナウイルスの流行を絡めてのツイートだ。あるアカウントは、「35歳の少女 現代が環境問題等あってひどい時代だと同級生だった青年が吐露する場面でコロナのことだけがないのが、不自然すぎて逆に怪しい」と、今後、ドラマの中でコロナに言及するのではないかとツイートしているほか、別のアカウントも「35歳の少女 コロナで1年無駄にした大学生みたいやなって なぞにシンパシー」と、コロナを連想したとツイートしている。

   確かに、1995年から2020年の間で世界を大きく変えたという意味では、コロナの流行に言及しないという選択肢はないようにも思える。ドラマの放送が決定した時点でコロナの流行が始まっていたかは定かではないが、作中では望美が25年後の世界を、当初は夢だと認識していた点は、コロナの流行が始まる前を思い返す視聴者の心情と相似形をなしているとも言えるだろう。衝撃の第1回の内容だけに今後の展開は全く読めないが、「25年後の世界は、決して望ましいものではなかった」という描写に心を動かされた視聴者は多かったようだ。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)

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