2020年 10月 27日 (火)

岡田光世「トランプのアメリカ」で暮らす人たち 「コロンブスの日」めぐる祝意と抗議の現場

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「警官が始終、あのくそコロンブスを子守りしてる」

   デモ参加者たちは激しい雨と風の中、1時間ほど待ったが、悪天候のせいだろう、最終的に集まったのは30人弱だった。リーダーのオーランド(28)によれば、彼らのデモに反対するデモも予定されていたが、悪天候のためか、現れなかった。

   オーランドが皆に呼びかける。

「ああやって警官が始終、あのくそコロンブスを子守りしてるから、ここじゃ何もできやしない。今日は50人集まれば、予定どおり自転車のデモ行進をしようと思っていたけれど、この人数では危ない。危ないというのは、雨だけが理由じゃない。
警察はすでにバンを用意している。僕らがやっているのは、長い戦いだ。逮捕されたら、明日のデモに参加できなくなる。だから、逮捕は避けたい。今日は自転車デモは中止にして、代わりに黒人やヒスパニックが経営する店で、みんなで飲み食いするっていうのはどうだろうか。彼らを支援する方法は、デモだけじゃない」

と呼びかけた。

   普段のデモでは、数多くの自転車で車道を占拠し、正義を訴えながら行進していく。自転車を使うようになったのは、コロナ感染予防のために公共の交通機関が閉鎖したのがきっかけだった。デモに反対する勢力や警察から、自転車を盾に身を守ることもできるし、逮捕されそうになった時に逃げ切ることもできるという。

   オーランドはもともとシェフだったが、コロナの影響で失業。今は「抗議活動が自分の使命」だという。カリスマ性のある彼の眼差しとほほ笑みは、優しさを感じさせる。彼が先導し、一堂は雨の中を自転車で消えていった。

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