2020年 11月 25日 (水)

倉敷の大原美術館がクラファン開始 コロナ禍で「90年の歴史で一番厳しい状況」

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   日本初の西洋・近代美術館として知られる大原美術館(岡山県倉敷市)は、運営資金確保に向けたクラウドファンディング「一般公開なくして大原美術館ではない。作品との出会いを守るご支援を。」を2020年10月26日に開始した。

   新型コロナウイルスによる長期休館や再開後の入館制限により、運営経費の8割を占める入館料収入が大きく減少した。美術館の担当者は「90年の歴史で一番厳しい状況」と強い危機感を募らせる。

  • 大原美術館がクラウドファンディング実施(大原美術館公式サイトより)
    大原美術館がクラウドファンディング実施(大原美術館公式サイトより)
  • 大原美術館がクラウドファンディング実施(大原美術館公式サイトより)

「出来る限り」の自助努力も...

   大原美術館は1930年に日本初の西洋・近代美術館として開館。歴史的な街並みで知られる倉敷・美観地区の中にあり、ギリシャ神殿風の建築は地区のシンボルにもなっている。館内にはクロード・モネ「睡蓮」、エル・グレコ「受胎告知」などの名画が展示されている。

   ことし開館90周年を迎えた美術館は、大型の特別展やイベントの開催を予定していた。しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響により4月11日から136日間の臨時長期休館に。8月25日に分館を除き再開館したが、現在も入館制限の実施や、学校団体の受け入れ中止などを余儀なくされている。

   クラウドファンディングサイト「READYFOR」のページによれば、入館料収入が運営経費の8割を占めるという大原美術館。年間来館者数30万人が「運営を維持する最低ライン」だというものの、今年度は臨時休館や入館制限の影響で、最多でも約5万人の来館しか見込めないという。

   J-CASTニュースが10月26日、大原美術館・学芸統括の柳沢秀行さんに取材すると、こうした状況を打開するため、大原美術館では経費の削減や融資の獲得に向けた交渉など「出来る限り」の自助努力を続けてきたという。しかし、それでも入館料の代替にはならないとし、現在は「(運営的に)90年の歴史で一番厳しい状況」だと語る。

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