2024年 4月 18日 (木)

これは駅伝?ジョギング? 箱根1区の超スローペースに解説陣もビックリ

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   第97回箱根駅伝が2021年1月2日に行われ、1区は異例のスローペースで進んだ。スタート直後から解説陣が「ジョギングより遅い」「ゆっくり」と呆気にとられた。区間賞は21年ぶりの法政大で1時間3分02秒。前年区間賞より1分47秒遅かった。

  • 第97回東京箱根間往復大学駅伝競走公式サイトより
    第97回東京箱根間往復大学駅伝競走公式サイトより
  • 第97回東京箱根間往復大学駅伝競走公式サイトより

「強い選手を使ったチームはもったいない」

   日本テレビの中継で解説をつとめた瀬古利彦・日本陸連マラソン強化戦略プロジェクトリーダーは、スタート直後から「ずいぶんゆっくり。これだけのメンバーが集まっていて前に出る勇気が出ないのだろうか。練習のジョギングより遅い、そんなイメージ」とスローペースに言及。「史上一番遅いんじゃないか。若者もうちょっと頑張ってもらわないと困るねこれ」とこぼした。

   1区は7チームが当日のエントリー変更。もともと出走予定だった青山学院大・吉田圭太(4年)らに、東海大・塩澤稀夕(4年)、國學院大・藤木宏太(3年)ら注目選手が加わった。ただ、ゲスト解説の相澤晃氏(東洋大OB/旭化成)は「強い選手が集まった中でこのペース。正直強い選手使ったチームはもったいない」と述べていた。

   文化放送の中継で解説をつとめる柏原竜二氏(東洋大OB)は「こんなスローペースは久々」「これだけゆっくりだと解説陣も呆気にとられますね」と苦笑いした。

   1キロを過ぎようかというタイミングで瀬古氏は「これは4分30秒くらいかかってるんじゃないですか」と皮肉も(実際のタイムは3分33秒)。10キロ付近でも「膠着状態だから誰かが行かないと」と不満げだった。

   18キロすぎで法政・鎌田航生(3年)がスパートし、1時間03分00秒で区間賞。塩澤が1時間03分08秒、創価大・福田悠一(4年)が1時間03分18秒と続いた。新記録・好記録が複数生まれた20年の96回大会は、1区区間賞が創価大・米満怜の1時間01分13秒だった。

   鎌田はレース後「去年のようなハイペースを想定していた。今回のようなスローペースは想定外」と語り、「六郷橋から仕掛けるのは忘れないでいた。そこから仕掛けて逃げ切ったのが今回のプランだった」と話していた。

姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中