2024年 4月 27日 (土)

「リアル半沢頭取」が直面する厳しい戦い 苦境に負けず「倍返し」できるか

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

融資での儲け難しい現状、コロナ禍...

   あまりの注目ぶりに、当の池井戸氏が半沢淳一氏についてわざわざコメントを発表。「同じ半沢同士、日本の金融界に新風を吹き込んでいただきたいものです」とエールを送りつつ、「ほとんど面識のない方です。ご本人も否定されていますが、半沢直樹のモデルではありません」と断りを入れたほどだ。

   おめでたい話ではあるが、メガバンクを取り巻く経営環境は厳しく、頭取になっても決して安穏としてはいられない。日銀の超低金利政策が長期化しているため、銀行の本業である融資では儲けにくくなっており、コスト構造の変革が急務だ。その一方で新たな稼ぎ頭の育成も必要であり、顧客が抱える課題を解決に導く「ソリューションビジネス」をいかに伸ばせるかが試される。加えて、パンデミック下の危機対応も当面続く。

   こうした山積する課題に対して、「半沢頭取」はどのように立ち向かって、何倍返しを果たせるのか。記者会見で問われると「4月以降着任してお答えできれば」と軽くいなしたが、実際に頭取に就任すればさらに注目を浴び続けるに違いない。

1 2
姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中