米ツイッター社は2021年2月25日の経営戦略説明会で、フェイクニュース対策やニュースレター配信などの新機能を発表した。日本でひときわ注目を集めているのが、フォロワーに月額課金を課すことができる「SUPERFOLLOW(スーパーフォロー)」機能だ。「有料ファンクラブ」が作れる米ツイッター社は、健全性向上、既存機能強化、コミュニケーション手段の多様化といった3つの観点にもとづき、実装予定の新機能(試験導入済み含む)を数多く発表した。招待制音声SNSアプリ「Clubhouse」の対抗馬となる音声チャットルーム「SPACES」や、ニュースレター配信サービス「REVUE」、"ネコ""ゲーム"など特定のテーマに関するコミュニティーに参加できる「COMMUNITIES」、誹謗中傷やスパムのようなツイートを送ってくるユーザーを自動的にブロック、ミュートする「SMARTERSAFETY」、真偽不明の投稿に対して、メモで疑義を呈することができる「BIRDWATCH」などを明らかにした。中でも日本で高い関心が注がれているのが、「SUPERFOLLOW」機能だ。ユーザーが、フォロワーに月額課金を課すことができ、会員にはサポーターバッジの付与やコミュニティーへの参加権などの特典がある。デモ画面では月額4.99ドル(約520円)と表示されている。米ツイッター社は「課金を必要とするクリエーターやパブリッシャーが、ユーザーから支援が直接得られるようになる」と説明している。発表を受けてツイッターでは、「今流行りのオンラインサロンを簡単にできますよって感じかな?」「これは良い!大好きなクリエーターを応援できる」と期待感をうかがわせる反応が多数寄せられている。一方で、「過激な動画などを配信して稼ごうとする迷惑系YouTuberみたいな人が出てきそうで怖い気もします」「デマ流してる人が金を稼ぐのに使われるのでは?と思ったりする」「パクツイをスーパーフォローで公開するやつが沢山出ると思ってる」と懸念も漏れている。
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