2024年 4月 26日 (金)

「令和納豆」に保健所立ち入り調査 賞味期限ラベルめぐる騒動受け...運営会社「誤解与えた」と謝罪【追記あり】

包装ビニールと賞味期限表示が...

   具体的には、(1)同梱する「川口納豆」の包装ビニールと賞味期限表示が通常と異なる(2)同じく「福ユタカ」の賞味期限ラベルが貼り替えられている――といった指摘で、賞味期限を販売者都合で変えているのではとの憶測が広まっている。25日までに詰め合わせセットは通販サイトから消えた。

納豆社通販サイトより
納豆社通販サイトより

   納豆社に事実確認をすると、代理人弁護士を通じて24日、「賞味期限の改ざんや商品の中身自体について加工はしておりません」と疑惑を否定した。

   一方で、「誤解を与える状況が存在していたことが判明しましたので、その点大変申し訳なく思っており、これについて謝罪いたします」と不注意な点もあったという。同社は次のように説明する。

   「川口納豆」は、発送前に店舗の冷蔵庫で保存しているが、包装ビニールが汚れてしまった商品があった。品質自体に問題はないものの、「お客様に失礼」と考え、従業員の判断でビニールを差し替えた。元のビニールには賞味期限が打刻されていたため、同日の期限ラベルを用意してビニールに貼った。

   製造元の川口納豆社(宮城県栗原市)には許諾を得ていなかった。同社はJ-CASTニュースの取材に、同業者からの連絡などで事態を把握したとする。納豆社には詳しい経緯の説明を求め、返事を待っているという。

川口納豆公式サイトより
川口納豆公式サイトより

   納豆社は保健所の調査を受け、「違法ではないものの消費者に余計な誤解を招くようなことは極力しないほうが良い」との旨の指摘を受けたという。

   水戸市保健所の保健衛生課は、消費者からの通報を受けて、3月上旬に電話・対面での聞き取りと現地調査をしたと取材に明かした。食品衛生法や食品表示法の観点から商品の管理や表示方法について不適切な扱いがないか調べたという。今後は抜き打ち検査も視野に調査を続ける考えを示した。

   納豆社は、再発防止策として「商品保管の時点で汚れが極力発生しないように保管方法を変更し、また包装等を変えないということをルールとして定めました」としている。

姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中