2021年 9月 19日 (日)

感染研「情報の一部切り取り」に注意喚起 SNSなどでの「都合のいい」使用に「強く懸念」

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   国立感染症研究所は2021年8月2日、「新型コロナウイルス感染症に関する国立感染症研究所ホームページの不適切な引用について」と題した文章を公式サイトに掲載し、誤った形で情報を切り取らないよう要望した。

  • 国立感染症研究所戸山庁舎(写真:アフロ)
    国立感染症研究所戸山庁舎(写真:アフロ)
  • 国立感染症研究所戸山庁舎(写真:アフロ)

「健全な社会の議論を歪めてしまう」

   文章は脇田隆字所長名義で掲載された。

   感染研では、新型コロナウイルス関連の情報を日々発信しているが、記事やSNS、メールマガジンなどで不適切な引用が散見されるという。具体的には、情報を都合の良い形で切り取り、「科学的な議論の範囲を逸脱した解釈」をされた事例があった。

   引用自体は歓迎するものの、「元々の内容を大きく変えたり、自らの主張に都合のいいように一部の文言だけを切り出して使用することは、当所が誤った内容を発信している印象を与えるだけでなく、科学を踏まえた健全な社会の議論を歪めてしまう」と強い懸念を示し、正確な引用を要望している。

   ツイッターでは、感染研の指摘に該当するとみられる情報が複数見つかる。例えば、7月21日に発表した調査報告書「新型コロナワクチン接種後に新型コロナウイルス感染症と診断された症例に関する積極的疫学調査」の一部を引用し、「もうこれでわかりませんか?このワクチンに有効性なんてないという事です」と注意喚起する投稿は1000件以上リツイートされている。

   投稿者は、

「ワクチン1回目接種後のみならず2回目接種後14日以降においても、一部の症例では感染性のあるウイルスが気道検体中に検出されたことから、二次感染リスクも否定できないことがわかった」

   などの箇所にみずから赤線を引いて自説を主張しているが、感染研は報告書で「本報告は、海外における臨床試験や複数の観察研究で示されている、日本において承認されている新型コロナワクチンの高い有効性を否定するものではなく、今後ワクチンの効果に関するエビデンスを蓄積することが重要である」との見解も示している。

   そのほか、感染研の同じ発表を引用し、「国立感染症研究所も7月21日、『ワクチン接種効果無し』と、発表しました」「ワクチン接種者にも二次感染を否定できない(中略)ワクチンを受ける意味はまったくない」などと投稿する別のツイッター利用者も見つかる。

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