2022年 1月 19日 (水)

「迫力があれば選挙に勝てたんですか?」 立憲・泉代表が「提案型」にこだわる理由【インタビュー】

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物理的抵抗は「今の時代にはそぐわない」

―― 過去に野党は、ピケ、牛歩、フィリバスター、プラカードを議場に持ち込んでのアピールなど、さまざまな抵抗戦術を駆使してきました。こういった戦術は続けていきますか。

泉: 私も初当選のときに一度、本会議場で牛歩的な場面に立ち会ったことがありました。当時も「もうこれは今の時代にはそぐわない」という声が多くありました。国会もどんどん可視化されていくし、SNSも発達する中で、国民の皆様が受け入れる抵抗戦術と、もはや受け入れない抵抗戦術は、時代によって当然変わっていくわけです。そういった意味では、過去の抵抗戦術が今も国民の共感を得られるとは思わない方が良い、ということだと思います。

―― 役割をある程度終えた、ということですね。

泉: もちろん時代時代によって変化するものだと思いますが、今は少なくとも、いわゆる物理的抵抗によって共感を得られるという時代ではないと思いますね。

―― 立憲は17年の結党以来、事実上「枝野商店」が続き、今回が初めての「店主交代」です。ですが、代表就任後に行われた直近の世論調査(12月18~19日)で、政党支持率が上がりません。この原因をどうみますか。朝日新聞の調査では、「立憲への期待感を聞いたところ『期待する』は40%で『期待しない』は43%だった」という結果でした。年代別では、18~29歳では「期待する」47%に対して「期待しない」33%で、「期待する」が「期待しない」を大幅に上回っていました。12月21日には、この結果について「これはかなり嬉しいです!」とツイートしていました。

泉: そのひとつの(党の顔が変わるという)変化さえすれば支持率が上がるとか、立憲民主党が提案型に変わることだけで支持率がどんどん上がっていくという状況ではないのかな、と僕は思っています。選挙協力のあり方や地域基盤の強化の仕方だとか、様々な他の要因があって信頼感が重なったときに支持率に反映されるのであって、今はそのうちの、ひとつの「提案型」ということの切り替え、変化ができたということですね。もちろん、例えば執行役員の半分を女性にしたといったこともひとつの変化ですが、何かひとつやれば、ぼーんと支持率が上がるということではないと思っています。変化を続けていき、信頼を得ていく、ということです。その意味で、若い世代で期待が上回っているというのは本当に立憲民主党の変化の兆しを感じているので、非常に嬉しく感じています。この路線に間違いはないと思いますね。

―― 先に「政策提案型」を打ち出していた国民民主党は衆院選で議席を増やし、支持率も少し上がりました。どのように差別化していきますか。引き続き合流を呼びかけていきますか。

泉: 国民民主さんも、私は決して楽観した状況、認識ではないと思っています。非常に厳しい党勢で、特に19年の参院選に比べると100万票近く票を減らしています(編注:国民民主の比例票は19年参院選で348万1078.4票だったのに対して、21年衆院選では259万3396.241票だった。旧・国民民主は20年9月に解党し、その多くが新・立憲民主に合流。玉木雄一郎代表ら一部の議員が改めて新・国民民主を結成した)。国民民主さんも、やはり提案型だけで支持が伸びるという環境ではない、ということは認識しているのではないかと思います。ですから、そういった意味での、いわゆる「旧民主勢力」が改めて声をひとつにしていくということが大事ではないかと思いますし、統合糾合していく中で、より提案型の姿勢というものを国民の皆様に伝えていくことで、徐々に理解も得られていくのではないかと思います。
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