2024年 4月 24日 (水)

カムカム父・稔の言葉に視聴者の涙腺崩壊「ずっとるいに伝えたかったんか」 終戦記念日の「奇跡」

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   2022年3月18日に放送されたNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」の終戦記念日の演出に、視聴者の注目が集まっている。

   この日の放送では夏の高校野球を視聴中の出演者たちがテレビから流れるサイレンの中で黙祷をささげるシーンがあり、終戦記念日を思わせるシーンがあった。それと並行して差し挟まれていた二代目ヒロイン・大月るい(深津絵里さん=49)が体験したシーンに「奇跡」だという声が視聴者から上がったのだ。

  • 深津絵里さん(写真:Visual Press Agency/アフロ)
    深津絵里さん(写真:Visual Press Agency/アフロ)
  • 深津絵里さん(写真:Visual Press Agency/アフロ)

終戦記念日のサイレンの中

   番組中盤、帰省先の雉真家の近くにある神社にやってきたるいと夫の錠一郎(オダギリジョーさん=46)。境内に向けて歩を進めると、シーンは切り替わって雉真家のものに転換した。るいの叔父の雉真勇(目黒祐樹さん=74)とその妻の雪衣(多岐川裕美さん=71)、さらに、るいの息子の桃太郎(青木柚さん=21)が夏の高校野球を視聴していると、テレビからはサイレンが鳴り響いた。サイレンに合わせ、3人は黙祷を始めた。

   すると、シーンは神社に切り替わり、同時刻にるいと錠一郎が境内で祈りをささげる姿が流れた。それが終わると、るいの母で初代ヒロインの安子(上白石萌音さん=24)が同神社で1945年の8月15日を迎えた回想シーンが流れた。るいと錠一郎のシーンに戻ると、るいの隣に錠一郎の姿はなく、代わりにあったのは海軍の制服を着たるいの父・雉真稔(松村北斗さん=26)の姿だった。

   稔はるいの幼少期に戦死。成長したるいの横に姿を現すことはありえないが、この日の放送では高校野球中に黙祷を捧げる3人のシーンなどとクロスカッティングさせる形で、るいと稔の邂逅を演出。何回目かのシーンの交錯のあと、るいは右隣に立つ稔に「お父さん......お父さんですか?」と呼びかけた。

   すると、稔はるいに対し、

「どこの国とも自由に行き来できる。どこの国の音楽でも、自由に聞ける。自由に演奏できる。るい、お前はそんな世界を生きとるよ」

と語りかけたのだった。

「ジョーさん......私、アメリカに行きたい」

   「どこの国とも自由に行き来できる」といったセリフは出征前の稔が安子に話す形でるいに託した夢であり、その夢が実現した世の中になっていると稔はるいに伝えた。このシーンの後、雉真家のテレビからはサイレンが消え、黙祷が終わる。そして、シーンが神社に切り替わると稔の姿は忽然と消えてしまっていた。

   呆けた顔のるいが隣に立つ錠一郎から名前を呼ばれ、ふと我に返ると、るいは何かを悟ったかのような表情で、

「ジョーさん......私、アメリカに行きたい。お母さんを探しに、アメリカに行きたい」

と決意を明かした。るいの母である安子は幼いるいを捨ててアメリカにわたってしまっており、稔と出会うという「奇跡」を体験したるいが、安子を探す決意を固めたのだった。

   これらのシーンに対しては、

「8月15日の黙祷の間に戻ってきた魂と出会えた奇跡」
「『お前はそんな世界を生きとるよ。』このセリフの言い方がほんっっとに優しくて鳥肌。稔さんはずっとるいに伝えたかったんか」
「とにかく泣いた。稔さんがるいの前に現れたことも、るいがアメリカに行きたいと言ってくれたことも」

といったツイートが続々とあがった。

   この日の放送では、電源がつながっていないラジオから初期のラジオ英会話の音声が聞こえ、それをきっかけに三代目ヒロインのひなた(川栄李奈さん=27)が英会話を学ぶ意欲を再び高めるという白昼夢のシーンも挿入されていたため、

「るいとひなたのそれぞれが見る白昼夢が 終戦記念日のサイレンが鳴ってる瞬間てのがグッときますなぁ」

といった声もあがった。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)

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