2022年7月11日放送のゲーム・クイズ番組「ネプリーグ」(フジテレビ系)で出題された「日本のバンド・グループでビートルズと言えば誰?」というクイズをめぐり、SNSで議論が巻き起こっている。「日本にビートルズはいないし、イギリスにミスチルもいない」11日放送のネプリーグでは、「昭和・平成・令和の名曲 大大大連発SP!!」と銘打って、音楽にまつわるクイズが多数出題された。議論を呼んでいるのは、「日本のバンド・グループでビートルズと言えば誰?」とのクイズ。10~40代の男女300人にアンケートした結果が答えとなっていた。回答者らは「サザンオールスターズ」や「ずうとるび」「Mr.Children」「スピッツ」の名前を挙げた。正解は「1位:Mr.Children、2位:スピッツ、3位:サザンオールスターズ、4位:Official髭男dism、5位:XJAPAN、6位:TOKIO、7位:DiSH//、8位:GLAY、9位:THEALFEE、10位:BOØWY」だった。「ずうとるび」は11位だったという。この結果をめぐり、SNSで議論が勃発。ツイッターでは「日本のビートルズ」がトレンド入りするなど、多くの注目を集めた。我こそはと「推しバンド」を挙げるコメントのほか、比べるようなものではないとする声も目立つ。「日本のビートルズなんてありえなくて、海外のレジェンドロックバンドを日本のアーティストに例えれるものじゃない。ビートルズもローリング・ストーンズもキングクリムゾンも唯一無二なんだよ」「『無い』が正解なんだよ。アンケートを無視しちゃうけど。日本にビートルズはいないし、イギリスにミスチルもいない」「日本のビートルズなどいない それぞれのバンドがそれぞれ自分たちのバンド!をやってんのに ビートルズにも日本のバンドにも失礼じゃね?」「ビートルマニアとしてはこの結果は聞き捨てならんのだけど?????」「『ずうとるび』というのも一方の正解だろうが......」複数の音楽関係者らもこのクイズに言及している。劇作家、ミュージシャンのケラリーノ・サンドロヴィッチ氏は「『ずうとるび』というのも一方の正解だろうが、『日本のビートルズ』は『たま』(四人編成時代)と『はっぴいえんど』です」とツイートしている。音楽プロデューサーの牧村憲一氏は「『日本のビートルズ』なら、本家には遅れましたが同じ60年代に活躍した『フォーク・クルセダーズ』です。別名『ずうとるび=水虫の唄』もありますし」と反応。解散したロックバンド「みそっかす」のドラマー、ジャンボリー加藤氏は「日本のビートルズは?という問いに特定のバンドやミュージシャンを答えられる人、ビートルズ知らない説」としている。
記事に戻る