巨人・赤星は「全てが手探り状態」 起用法に元監督不安...最初の1年「大事に使わないと来年心配」

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   プロ野球巨人の元監督で野球解説者の堀内恒夫氏(74)が2022年8月29日にブログを更新。28日にマツダスタジアムで行われた巨人対広島戦を振り返り、先発した巨人・赤星優志投手(23)に言及した。

  • 巨人・原監督(編集部撮影)
    巨人・原監督(編集部撮影)
  • 巨人・原監督(編集部撮影)

「(赤星は)1回で死球を2つも出すタイプじゃない」

   試合は巨人が初回に2点先制するもその裏に同点に追いつかれた。赤星は制球が定まらず初回だけで3四死球を記録。3回には坂倉将吾選手(24)に2ランを浴び逆転され、この回限りでマウンドを降りた。巨人は4回に同点に追いつくもリリーフ陣が踏ん張れず4-6で敗れた。

   6月23日のDeNA戦以来の先発となった赤星は、3回71球3安打2四球2死球の4失点。この日は負けが付かず今季は3勝5敗5ホールドを記録し防御率は4.64となっている。

   堀内氏は「まず彼は、1回で死球を2つも出すタイプじゃないよね」と指摘し、「赤星はご存知の通りプロ1年目のピッチャー。開幕当時は先発を任されその後、中継ぎに回りそしてまた昨日は先発としてマウンドに立った。経験のあるピッチャーでもシーズン途中で先発やったり中継ぎやったりと役割が変わるのは難しいこと」と乱調の赤星を気遣った。

   現役時代、巨人のエースと活躍した堀内氏は先発とリリーフの調整の違いがあるとし、新人の赤星がその両方を任されていることを不安視した。

「今年の巨人はエラーが多すぎる」

「ボールのスピードも少し落ちてきているし疲れが出てきて当然。ペース配分もわからないし体力的にもわからない。全てが手探りの状態だ。そんな中、なぜ赤星は今のような起用になっているかと言えばそれは赤星に『なまじ力がある』からですよ」

   赤星の能力を高く評価しつつも元監督経験者として「でもねこの最初の1年を大事に使ってやらないと来年が心配だよ」と、原辰徳監督(64)の起用法に言及した。

   チームはここまで120試合を消化し56勝63敗1分、借金「7」で5位に低迷。残り23試合で4位・広島を0.5ゲーム差で追い、クライマックスシリーズ(CS)圏内の3位・阪神との差は2ゲームだ。

   ペナントレース終盤に向け堀内氏は「みんなが疲れてくるこの時期エラーが出るチームは勝てない。それでなくても今年の巨人はエラーが多すぎるがいい守備が出来ないと勝てなくなる。そこで大切なのが『集中力』ですよ。疲れた中で、どれだけ集中力を発揮できるかどうかだね」との見解を示した。

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