米ラッパーのトラヴィス・スコット氏が2023年7月21日にリリースした新曲について、タイトルが「KPOP」でジャケット写真が「日の丸」を想起させるとして、ツイッターで困惑の声が広がっている。「それとも日の丸っぽいのはたまたまなのか」ソニーミュージック公式サイトによると、スコット氏は2015年のデビューアルバム「RODEO」にはじまり、全米RAPチャート1位を何度も獲得するなど「全米No.1ラッパー」として人気を誇る。YouTubeでは再生回数が10億超となっている楽曲もある。スコット氏は23年7月20日、ラッパーのTheWeeknd(ザ・ウィークエンド)氏とBadBunny(バッド・バニー)氏とのコラボによる新曲「KPOP」を翌日にリリースするとインスタグラムやツイッターで発表した。ジャケットのデザインは、グレーの背景中央に、赤色で平たく丸い棒付き飴が配置されているというもの。インスタの投稿文では、ロリポップに見立てたような押しピンの絵文字も3つ並べられた。予告を受けてツイッターでは、日本のユーザーから面白がる声がにわかに出た一方、「KPOPってタイトルで日の丸っぽいの不穏すぎる」「ディストラック?それとも日の丸っぽいのはたまたまなのか」「何の意図?」と困惑の声も広がっている。21日昼、YouTubeでは、ジャケット同様の静止画を用いたオーディオ動画が公開された。歌詞中には下記のような節もある。MVについては明日公開するとスコット氏はツイートした。「YouknowI'mhighoffthatKpop(編集部訳:Kpopでハイになってるんだ)」「Lovewhenshe'llcallme,"Papi" EventhoughsheKorean Getherwetliketsunami,'nami,ooh,yeah(編集部訳:彼女が私を『パピ』と呼ぶのが好き。例え韓国人であっても。津波みたいに濡らして)」コラボ参加者の曲「Yonaguni」も過去に話題過去には、バニー氏が21年6月に公開したMVをめぐり、世界観の混沌とした様子が注目されたこともある。曲名が「Yonaguni」で歌詞に日本語が含まれ、ポケモン関連のタトゥーを彫るシーンが挿入されるなど日本を想起させるようでいて、ラーメン店でボトルワインを飲んだり、米国旗と韓国旗の飾られた部屋で武術が行われたりといった場面があった。動画は8億回以上再生されている。