スマホ利用で「メリハリつける人」は健康に自信あり 「スポーツ」と「株、投資」アプリで差がつく

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40、50代男性は、ストレスからダラダラスマホ?

   ここまで見事に表れた、「メリハリをつけてスマホ利用をする人」の健康度は高いという調査結果。どう考えればよいのか。J‐CASTニュースBiz編集部は、調査を担当したモバイル社会研究所の角誠(すみ・まこと)さん(健康意識とICT利活用調査担当)に話を聞いた。

――まず、目的を持ったメリハリ利用ですが、女性では明らかに年代が上がるにつれ増える傾向がありますが、逆に30代以下では「メリハリのない利用」が6割以上もあります。このギャップはどういう理由からですか。

角誠さん あくまで個人的な見解としてですが、女性若年層ではLINE・InstagramをはじめとしてSNS等のツールを利用した、ゆるく広いつながりを持つことが多いようです。また、動画もレコメンド(おススメ)されたものをダラダラ見てしまう傾向があるようです。

そのため、メリハリなくスマホを利用してしまう傾向があると推測します。年齢層が上の世代は、スマホを娯楽目的ではなく、道具として利用をする傾向があると思います。

当研究所が出した「モバイル通信白書2023」でも、毎日LINEを使っている30代以下の女性は80%以上なのに対し、40代以下は70%前後。また、毎日Instagramを見ている20代以下の女性は70%以上なのに対し、40代以下は30%以下といった、明確な落差の傾向が出ています。

――それでは、若い女性のメリハリ利用は少なくなりますね。一方、男性では40~50代の働き盛りで、メリハリ利用が他の年代に比べてガクンと下がります。これはどういう理由からでしょうか。

個人的には、この年代の男性が健康不安を抱えていることと何か関係があるような気がしますが、いかがでしょうか。

角さん おっしゃるとおり、先ほどの「モバイル通信白書2023」にもありますが、男性40代~50代が「自分は健康だ」と思う割合は約51%しかなく、なんと男性60代以上の約63%よりも低く、男性の各年代を通じて最低です。

――それは、健康に自信がないからスマホ利用にメリハリがないのか、それともスマホ利用にメリハリがないから健康に自信がないのか。結果と原因はどちらが先でしょうか。「ニワトリが先か、卵が先か」のような問いかけですが。

角さん 男性40代~50代の働き盛りの「スマホのメリハリ具合」と「健康に対する自信」の間における直接の原因は、現状把握できておりません。あくまでも推測ですが、働き盛りの忙しさなどに起因したストレスなどが、ダラダラとスマホを利用してしまう原因の1つになってしまっているようにも感じます。
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