スマホ「シェア・満足度」調査...「ahamo」「povo」急伸長 大手携帯電話業界で、格安ブランドと本ブランド逆転の動き

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「ahamo」は、データ容量増加の実質値下げ効果が成功

   J-CASTニュースBiz編集部は、調査を行なったMMD研究所の担当者の話を聞いた。

――調査の最大のトピックスは、「ahamo」の利用率(シェア)が急上昇したこと。「ahamo」は昨年(2024年)9月にデータ容量を20GBから30GBに増やし、実質的に値下げした「第2次ahamoショック」が効いたのでしょうか。

担当者 「ahamo」はデータ容量増加に加え、「irumo」からの乗り換えお試しキャンペーンや他社からの乗り換えに対する大規模な「dポイント」を付与するキャンペーンがユーザー獲得に寄与していると考えられます。
特に料金据えおきで20GBから30GBに容量アップを先駆けてリリースしたので、30GB競争において多くの報道もリードしていたと思います。

――「ahamo」は、これほどシェアが伸びたのに総合満足度では5位に甘んじているのはなぜでしょうか。

担当者 「ahamo」はオンライン専用ではなく、実店舗での契約も一定数いるため、通信に詳しくない人も多く、満足度は控えめに回答する傾向があります。また、部門別の満足度を見ると、「ahamo」は通信品質部門で7位、顧客サポート部門で7位と、ほかのブランドに比べ低いことが影響しています。

――「ahamo」に続いて「LINEMO」も昨年11月に20GBプランを30GBに拡大し、「Y!mobile」もデータ容量を増やす対抗措置に出ました。しかし、「LINEMO」と「Y!mobile」はともにシェアを下げています。「ahamo」との差がどうして広がったのでしょうか。

担当者 「LINEMO」は20GBから30GBに容量をアップしましたが、プラン内容をみると「ahamo」に対抗するために急きょ対応した形となり、発表も遅れました。シェアは「ahamo」や「楽天モバイル」の影響もあり、低下したように見えますが、ユーザー数が減少したわけではないと思います。
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