「こういうことを言うと、炎上するんで」 東大准教授、日本のガソリン税「かなり安い」と指摘した意図

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長期的な産業転換につながる政策を

   藤森正平キャスターは「ただ、車を定期的に使い、地方には遠くに行く手段として車しかないという方も多くいらっしゃいますから、10円引き下げは大きいと思いますよ」と指摘し、小川彩佳メインキャスターも「物価高で厳しいという実情があるんだと思います。ここはどういった対策が望ましいとお考えですか」と聞く。

   斎藤准教授は「電気代の補助金とか、ガソリン補助みたいなものが、ばらまきの一環になってしまっていて、長期的な産業転換というものになかなかつながらない。もっとエネルギー需給や電気自動車の話も併せてやってほしいと思います」と語った。

   「news23」が街で聞くと、20代は「ガソリンよりお米のほうが助かる」「さまざまな人が恩恵 を受けられる政策がいい」と、車離れが進む若者はこの問題に対する関心は低い。1リットル10円か25.1円かより、もっと切実な生活のひっ迫があるのだ。

   斎藤准教授の「暫定税率上げて、長期的な政策に使え」はあながち暴論とは思えない。

(シニアエディター 関口一喜)

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