中古市場では価格帯で区分する考えも
この定義には諸説あり、全長は長くなる傾向にある。全長とともにクルマの価格でセグメントを区分する考え方も中古車市場などにはあるようだ。
Aセグメントは日本の軽自動車やフィアット500、Bセグメントはトヨタヤリス、アクア、ホンダフィット、スズキスイフト、フォルクスワーゲン・ポロ、Cセグメントはトヨタカローラ、プリウス、日産リーフ、フォルクスワーゲン・ゴルフなどが当てはまる。Dセグメントは日産スカイラインなど多くの日本車が当てはまる。
現在、主流のSUVやミニバンも欧州式のMやJセグメントではなく、A~Eセグメントで考えた方がわかりやすい。Aならスズキジムニー、Bならトヨタライズ、Cならホンダヴェゼル、Dならトヨタヴォクシー、スバルフォレスター、Eならトヨタアルファードといったところだろう。
明確な定義はなく、自動車メディアや中古車市場に慣習的に存在するセグメントは、クルマのナンバーなどでは判別できない。車検証やカタログなどを参考に、その全長から判断するしかないだろう。
(ジャーナリスト 岩城諒)