大阪・関西万博の英国パビリオン内で提供されているアフタヌーンティーについて、SNSでは賛否両論が噴出している。これを受け、駐日英国大使館の公式Xは2025年5月1日、「すでにサービスの一部を改善いたしました」とコメントを発表した。この対応に、さまざまな声が寄せられている。
「多くの方が英国のアフタヌーンティーを楽しみに」
英国パビリオンのアフタヌーンティーをめぐっては、4月28日にアフタヌーンティーを注文したというXユーザーが写真とともにその時の出来事をつづったポストを投稿。紅茶は紙コップにティーパックを入れたもの、ジャムやクリームも紙コップに入れた状態で提供された写真に注目が集まり、賛否の声が寄せられた。
駐日英国大使館の公式Xは、これを受け、「アフタヌーンティーについて、多くのご意見をお寄せいただき、誠にありがとうございます。皆様からのご指摘を受け、すでに一部のサービスに関して改善しております」と声明を発表。大阪・関西万博英国政府代表のキャロリン・デービットソン氏がコメントする動画も添えた。
デービットソン氏は動画で、「すべてのご意見に個別でお答えすることは難しい場合もございますが」としつつ、「皆様からの声は今後の運営の参考として大切に受け止めております」と日本語で話した。
続けて、「改めて多くの方が英国のアフタヌーンティーを楽しみにしてくださっていたことを感じています」とし、「ご期待に十分にお応えできなかったというご指摘を受け、すでにサービスの一部を改善いたしました」と報告した。具体的には、紅茶は紙コップではなく「陶磁器のティーカップ」で提供しているという。
デービットソン氏はアフタヌーンティーについて「英国文化を象徴する大切な伝統」とし、「この伝統、そして英国らしさを、私たちはパビリオンを通じて皆様にご紹介したいと考えております」と話した。
この投稿には、「素早い対応でとても好感持てます」「対応めちゃくちゃ早いし、真摯」と対応を称賛する声の一方、「なぜ紙コップを使ったのだろうか」「紙コップやみすぼらしい盛り付け(と質?)のものが、皆さまのご期待に充分に沿うはずと最初は思ってたってことなのか?」「改善されたなら良かったけど、改善前の人にはお詫びした方がいいよね」といった声もあり、完全に疑問が解消されたわけではないようだ。
なお、X上でも、30日頃から陶磁器のカップで提供されたとする報告が寄せられている。
万博を主催する日本国際博覧会協会(万博協会)の広報報道課は1日、J-CASTニュースの取材に、英国パビリオンでアフタヌーンティーの紅茶を紙コップで提供していた経緯や、陶磁器のカップに変更したことについては把握していないとした。
#Expo2025 #英国パビリオン のアフタヌーンティーについて、多くのご意見をお寄せいただき、誠にありがとうございます。皆様からのご指摘を受け、すでに一部のサービスに関して改善しております。
— ????????UK in Japan???????? (@UKinJapan) May 1, 2025
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