直近2年はアルバイト...以前の職務経験は部署移動が多かったが 経営企画職に転職できたポイントは?転職の専門家が解説

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「会社を辞めてしばらくアルバイトをしてきたが、もう一度正社員としてキャリアを築いていきたい」

   転職エージェントには、そんなご相談もよく寄せられます。こうした方々は、「面接でアルバイト経験をどう伝えればいいのか?」「企業にどう評価されるのか?」といった不安を抱いています。

   そんな不安を乗り越え、経営企画職として転職を果たした30代女性の事例と、その成功ポイントについて、リクルートエージェントでキャリアアドバイザーをつとめる進藤聡が解説します。

  • 転職活動、成功のポイントは
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正社員時代の経験を「棚卸し」して、強みを抽出

   Aさん(30代)は不動産会社で7年弱勤務した後、直近の2年はアルバイトとしてサービス業に就いていました。30代になって今後のキャリアに危機感を抱き、正社員を目指して転職活動を開始。しかし、アルバイトを2年続けてきたことで「正社員として長期的に働くイメージを持ってもらいにくいかもしれない」と、不安を抱いていたのです。

   そんなAさんがどのような方向性で転職活動を進めればいいか――私との面談で、まずは「キャリアの棚卸し」を一緒に行いました。

   2年前まで勤務していた不動産会社での7年間弱の経歴を振り返ってみると、計3つの部署に所属。それぞれの期間は3年、3年、1年弱でした。その経歴に対しても、Aさんは不安に感じていました。

「これといえる専門性や強みがない......」

   そこで、日々どのようなことを心がけながら行動したり、独自の工夫をしていたりしたのか、どの部署での経験が一番やりがいがあったのかを一緒に振り返って整理しました。

   すると、管理部門で経営企画の業務に似たような業務を経験していたため、「定量的に物事を見る目が養われている(数値分析力がある)」「イレギュラーな事態への対応力がある」といった強みが浮かび上がってきたのです。

   Aさん自身も、経験した3部署の中で経営企画業務にもっともやりがいを感じていたことを改めて認識し、「これから経営企画のスキルを磨いていきたい」という目標が明確に。経営企画の求人に的を絞り、応募を開始しました。

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