10年超のアイドル生活、今も「山あり谷あり」...「何か形に残る」ものが「夢」だった SKE48・鎌田菜月が初写真集にかける思い

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秋元康氏「帯コメント」の読み解き方

秋元康氏が寄せた「帯コメント」にも注目だ  (C)KADOKAWA (C)Zest, Inc. PHOTO/田中智久
秋元康氏が寄せた「帯コメント」にも注目だ (C)KADOKAWA (C)Zest, Inc. PHOTO/田中智久

―― タイトル「やさしい日差し」は、総合プロデューサーの秋元康さんがつけたと聞きました。次のような帯コメントを寄せています。これは、ゲラを見てもらって書いてもらった、ということでしょうか。

(帯コメント)
日常は、穏やかに過ぎて行く。
時には、強く、時には、翳(かげ)り、人の感情のように変化する。
鎌田菜月は、すべての日々を微笑みながら受け止め、
大人になろうとしている
鎌田: まずはタイトル候補をいくつかいただいて、その中で「やさしい日差し」が、すごく自分っぽいと思って選びました。その後で帯コメントをいただき、自分の人生観のようなものがすごく出ていると思って、すごくうれしかったです。

―― 帯コメントはタイトルの解説、という意味合いもありそうですね。

鎌田: あるのかな、と思っていました。自分としては全部しっくりきたので、秋元先生はやっぱり不思議、すごいなと改めて思いました。

―― 撮影はバリ島で行われたと聞きました。「やさしい日差し」というタイトルからすると、穏やかな雰囲気の撮影だったのでしょうか。

鎌田: ですね......!たくさんはしゃいでいるカットもありますが、私自身、顔つきが穏やかなのかな、という気もします。SKE48ではメンバーを太陽に例えることが多いのですが、私自身はどちらかといえばめちゃくちゃ「元気弾ける!」みたいタイプではなく、ファンの人は名前から取って「月みたいな人だね」と言ってくれます。今回の「日差し」という言葉を見て、こういった表現の大正解が出たのかな、と思いました。

―― 「時には、強く、時には、翳(かげ)り」という一節は印象的ですね。

鎌田: 自分のアイドル人生も順風満帆かと言われたら、多分そうではないところもあるし、ファンの人と「悔しさをバネに頑張ろう」みたいなときも、もちろんあります。今も山あり谷ありなので、そこを秋元先生の帯コメントがひとつ拾ってくださっているのは、うれしかったです。
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