フィルムカメラブームは「フィルム価格との戦い」
そんなハーフサイズカメラだが、昨年(2024年)はリコーイメージングの『Pentax 17』、ロモグラフィーの『Half-frame Lomourette』と、新製品の発売が相次いだ。
特にPentax 17は、やセンセーショナル気味にその発売が報道された。「なぜいまになってフィルムカメラ!?」という具合に。
もっとも、令和年間のフィルムカメラブームは、フィルム価格との戦いとなるかもしれない。フィルムカメラは最近の物価上昇のあおりを真正面から受けているからだ。フィルムの価格が高騰し、昔のように何本も買い置きできるようなものではなくなった。
それをどうにか乗り越えつつ、現代のスマホと相性がいい縦長の画を撮影できるハーフサイズカメラは注目されているのだ。