容疑者の事情聴取は計7回に及んだと説明
5月3日夜、神奈川県警は岡崎さんからストーカー被害の相談を受けていた認識はないとし、その経緯と対応を説明した。
昨年9月20日、父親より岡崎さんが白井容疑者から暴行を受けたとの通報があり、被害届を受理したが、後に岡崎さんから「事実と異なる説明をした」として取り下げの申告があった。
11月10日には父親から岡崎さんが所在不明になったとの通報があったが、11月22日には白井容疑者と再び復縁したとして、防犯指導を行った。
ところが12月9日以降、岡崎さんから臨港署へ「白井容疑者が家の周りをうろついている」といった通報が何度もあり、署員はトラブルが起きないよう白井容疑者に連絡をとったり、顔を合わせないよう指導した。
12月12日、白井容疑者とみられる男性が祖母宅周辺をうろついているという通報があった際には、警察官が捜索を行ったが、不審者の発見には至らなかった。
岡崎さんは12月20日以降、所在不明となった。12月22日の通報時には、臨港署員が白井容疑者の自宅に赴き、任意で自宅の確認および事情聴取を行った。
翌日、岡崎さんの父親が行方不明者届を提出。臨港署は同日と25年1月16日の計3回にわたって、白井容疑者宅を任意で確認。その際に遺体の発見場所も訪れたが、親族が食事をしているとして、細かく確認できなかったという。事情聴取も計7回に及んだ。