新車を購入する際、好みのパーツを付けてもらうが、それにはメーカーオプションとディーラーオプションがある。それぞれに気を付けるポイントがある。
パッケージで選ぶと割安の場合がある
クルマのメーカーオプションとは、メーカーが工場で新車を製造する際に取り付ける純正パーツのことだ。サンルーフや本革シートなど、メーカーのカタログリストからユーザーが選び、その注文に合わせてメーカーが生産工場で装着する。
上級グレードで標準装備している運転支援機能やシートヒーター、リミテッドスリップデフ(LSD)などを下級グレードでもメーカーオプションとして選択できる場合もある。いずれもディーラーで後付けしにくいパーツが中心で、ユーザーは購入段階で選ばなくてはならない。メーカーオプションのパーツを新車購入後に後付けすることは基本的にできないと考えた方がよい。
メーカーオプションは「スポーツパッケージ」や「エントリーパッケージ」など、ユーザーの好みに合わせ、複数のオプショナルパーツを組み合わせたものもある。コース料理のメニューの中から、好きなものを選んで注文するようなイメージだ。パッケージの方がオプショナルパーツを単品ごとに装着するより、割安な場合が多い。