「不安があるとすればスケジュール」
「アフマダリエフ選手は、カルデナス戦を見て、『いける』という気持ちになっているはず。井上選手でもパンチをもらえば倒れるということを目の当たりにしたことで、精神的に勢い付いているでしょう。井上選手と対戦する選手は、『井上尚弥に勝つ』というモチベーションが高い。アフマダリエフ選手には、井上選手を研究する時間があったので、いろいろと見えてくるものもあると思います」
スーパーバンタム級でも破壊力のあるパンチ力は健在で、11試合連続KOをマークした井上。金平会長は今後に関して「不安があるとすればスケジュール」と指摘し、こう続けた。
「9月のアフマダリエフ戦の次は、12月にニック・ボール戦を予定している。スケジュール的にタイトだと思います。そういう意味で、ニック・ボール戦が心配になってくる。やはり疲労が出てくると思います。カルデナス戦は、ダウンをのぞけば完勝でしたが、これまでの試合の中でも、かなりきつい試合でしたから」
「モンスター」の無双はどくまで続くのか。年内はあと2試合。井上のパフォーマンスに世界が注目している。