新型iPhoneの発表に合わせてスマホを買い替える――。そうしたことを狙っている人は少なくないはずだが、一方でAppleの発表は直前だし、それゆえに「新型iPhoneはこのような仕様になる!」という記事がメディアをにぎわせるものの、それらはすべて噂レベル。Appleの公式発表ではないことに注意してほしい。だからこそ、「Apple専門リーカー」さえ存在する。著名アナリストでリーカーのMing-ChiKuo氏が公開した「iPhoneの発表スケジュール」によると、2027年後半までの製品公開スケジュールが掲載されている。25年2月末に「iPhone16e」が登場毎年9月に新型iPhoneを発表しているApple。しかし、今年2月には廉価モデルと位置付けられるiPhone16eがラインナップに加わった。これを加味すると、「適切な買い替え時期」を見いだすことが難しくなってしまうか。特に日本にいると、「iPhoneを直接購入する人」よりも「通信会社が提示するプランを契約した上で入手する人」のほうが圧倒的に多い。となると、「むこう2年は機種変更が難しい」という状況の人も少なくないのでは。Kuo氏がリークした情報をもとに機種変更の時期を模索してみよう。Kuo氏は今後の新型iPhoneの発売スケジュールについて、以下のように述べている。2025年後半iPhone17ProMax、iPhone17Pro、iPhone17Slim、iPhone172026年前半iPhone17e2026年後半折り畳み式iPhone、iPhone18ProMax、iPhone18Pro、iPhone18Slim2027年前半iPhone18、iPhone18e2027年後半第2世代折り畳み式iPhone、iPhone19ProMax、iPhone19Pro、iPhone19Slimかなり具体的な情報だが、ここで気になるのは「Slim」と名付けられたモデルがあること。「Slim」ではなく「Air」になるという話もあるが、どちらにしろ名前の通り薄型ボディーを持ったiPhoneになる......という噂だ(ご注意を)。折り畳み式iPhoneが気になるさらに、気になるのは、折り畳み式iPhone。2026年と噂される。その影響があるのか、無印のiPhone18が2026年後半ではなく2027年前半とされている。同じナンバーでも上位機種は今まで通りのペースで発表、無印は廉価モデルのeシリーズと共に年の初旬に発表......という流れになるのだろうか?ともあれ、iPhone16eを購入した人の機種変更スケジュールを仮定して、買い替えスケジュールを考えてみよう。通信会社との2年の分割契約で購入した場合、2027年前半にはその分割が終わっているはず。そこで機種変更するとしたら、発売間もないiPhone18、18eが選択肢か。あるいは、あと半年ほど我慢して、第2世代折り畳み式iPhoneを手に入れる......という手も浮上する。これは言い換えれば、初代折り畳み式iPhoneの様子をじっくり観察できるということだ。もっとも、折り畳み式スマホは「様子見が必要な製品」と言われる。本体の耐久性が問われるうえ、「折り畳み式は本当に機能的か?」という見極めも必要だ。実際、初代折り畳み式iPhoneをあえてスルーする人も多数出てくるのではないかと予想される。繰り返しになるが、Kuo氏の情報はあくまでも噂レベルだが、それでも参考程度にしておいてもいいだろう。(澤田真一)
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