国立天文台「ご寄付のお願い」投稿にSNS騒然 実は「定例」、その経緯を聞いた

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「皆様からのお声に応えていきたい」

   SNS上では国の予算配分に関する批判もある。では、文科省の運営費交付金はどのように配分されているのか。国立天文台によれば、文科省から自然科学研究機構に運営費交付金が配分され、この機構の中で同天文台へ予算配分されるという。

   同天文台の公式サイト上では、25年度の予算額が約123億円だと説明されている。この予算には、運営費交付金のほか、施設整備費補助金や自己収入の見込みが含まれていると説明する。

   ここ10年ほど、予算は120億円台を推移している。同天文台の説明や国立天文台年次報告によると、24~17年度の予算額は、順に約128億、約128億円、約123億円、約134億円、約129億円、約156億円、128億円、122億円だ。

   今回X上で話題になったことに対し、国立天文台は次のように受け止めている。

「多くの方が国立天文台を応援してくださっていることを改めて認識しました。国立天文台の理念(私たちが提供するもの)として研究成果の社会への普及・還元と、未来世代への夢の伝承とあります。多様なリソースを活用してこれからも研究、技術開発で成果を出し、皆様からのお声に応えていきたいと思います」
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