デザインはドコモ、Google、サムスンでそれぞれ異なる
日本だけでなく、世界でも「Emoji」として人々に親しまれている絵文字文化だが、この絵文字を開発したのはNTTドコモだ。99年に携帯電話端末対応のインターネット接続サービス「iモード」とともに生まれ、以降他社にも波及。12×12ドットのシンプルなイラストからスタートした絵文字は、現在ではより繊細で鮮やかなものに進化している。
ドコモ絵文字はドット絵時代のものを踏襲した、シンプルな線画調の絵文字だったが、Googleやサムスン電子が提供する絵文字は、いずれも細かい書き込みがされたものだ。
それぞれに微妙な違いがあり、例えば同じ「花嫁」の絵文字でも、Googleはショートカットの花嫁がブーケを手にしているもの、サムスンでは微笑む花嫁のバストショットだ。「猫」の絵文字はGoogleがアニメ調のシンプルな仕上がりに対し、サムスンは画面いっぱいの大きさで、立体感のある塗りとなっている。
絵文字の種類ごとに違いがあるものの、Googleはややシンプルでよりアイコンらしい仕上がり、サムスンは影やハイライトのあるより写実的な仕上がりといった印象だ。