「ゾンビ・タバコ」にむしばまれる日本の若者 沖縄に上陸、自分の体をコントロールできなくなる危険ドラッグ

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製造・輸入・販売・所持・使用が法的に禁止

   そもそも、これらが「ゾンビ・タバコ」と呼ばれるのは、多幸感を得られる一方で筋弛緩によって自分の身体をコントロールできない「ゾンビ」のような状態になることからである。呼吸が困難になったり、転倒しやすくなったりするため、大きな事故につながる可能性が高い。

   このような事態を受けて、5月1日には沖縄県と沖縄県警がゾンビ・タバコへの注意喚起を行った。

   さらに、厚生労働省は5月16日にエトミデートを医薬品医療機器等法の「指定薬物」に指定し、製造・輸入・販売・所持・使用が法的に禁止されることとなった。

   冒頭に述べたとおり、5月26日からは省令が施行。違反者には最大で3年以下の懲役または300万円以下の罰金、営利目的の場合は5年以下の懲役または500万円以下の罰金が科される。

   しかし、海外ではエトミデートの構造をわずかに変えた化合物も検出されており、今後も新たな「ゾンビ・タバコ」の出現に注意する必要があるだろう。

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