女子バスケ・オコエ桃仁花、人種差別用語に「これは許さない」 誹謗中傷DM公開し怒り

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「黒人以外が使うことで、『侮辱』や『嘲笑』と受け取られることがほとんど」

   桃仁花選手は、DMに書かれた「ニガー」との差別的表現に関する説明のスクリーンショットも公開している。

   そこでは、「この言葉は、アメリカの奴隷制度時代に白人が黒人を侮辱・差別するために使っていた言葉です」「『nigger』は英語圏において最も悪質で攻撃的な差別用語の一つであり、今でも使用は非常にタブーとされています」と説明されている。

   その上で、派生語である「nigga」についても「黒人の中で、痛みや屈辱の歴史を自分たちの言葉として再定義しようという文化的背景から、『nigger』の語尾を変えて『nigga』という形で使うようになりました」とあえて使われる場合もあるとしつつ、日本人をはじめとする黒人以外が使ってはいけない言葉であるとも説明。

   「日本ではラップやヒップホップを通して『かっこいい言葉』と誤解されがちだが、実際は非常に敏感で重たい背景を持つ」とし、当事者である黒人以外が使うべきではないとした。

   その理由について、「黒人以外が使うことで、『侮辱』や『嘲笑』と受け取られることがほとんど」であり、「アメリカやヨーロッパでは、黒人以外がこの言葉を使うと、すぐに炎上・批判される」「学校や職場で使えば、即退学・解雇になることもあるほど深刻」としている。

   桃仁花選手の訴えには、「ちょっと無駄な労力かかるかもしれないけど、遠慮なく開示請求すべきだと思います。兄ちゃん含めお二人とも応援してます」「許さんでよい。しんどいかもしらんけどがんばって。応援してます」など、応援の声が多く寄せられている。

   なお、桃仁花選手は20年6月、22年9月にも、インスタグラムで人種差別DMを送られたことを告白。兄の瑠偉選手も、自身のもとにも人種差別DMが届いていることを明かしていた。

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