リーグ首位の日本ハム、日本一狙うなら「新守護神」必要?...球団OBがプッシュする「度胸据わっている」若手右腕

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「ピッチャーの1番最後が崩れると全部が水の泡に」

「誰かを作った方がいいような気がする。打たれても仕方がないと思える人間と、もったいなかったなと思われる人間がいる。田中正義がチームの中で、『田中正義が打たれるのなら仕方がない』というふうに皆が割り切れると、それはそれでいい。投げている姿とか、いろいろなことを見ていると、割り切れる人間が何人いるのだろうとかと思う。それだったら誰かを作った方がいい」

   守護神・田中の配置転換を提言した高木氏は、新守護神候補に、台湾出身の孫易磊投手(20)を挙げた。

「度胸が据わっている。彼が打たれても、打たれたことが次の成長につながると思える。日本に野球をやるために来ているという精神的な強さ。投げっぷりがよくて多彩。孫易磊が1番いい。先発をやりたいと思うが、チームの事情もあるし、今年は抑えということでもいいのかなと思う」

   孫は23年オフに日本ハムと育成契約を結んだ。24年シーズンは2軍で力を付け、25年5月22日に支配下登録を勝ち取った。今シーズンは中継ぎとして7試合に登板し、防御率2,57、1セーブ、4ホールドを記録している。

   チームは11日時点で、2位西武に2.5ゲーム差をつけ、リーグ首位を走っている。高木氏は「日本一を目指しているならば、はっきり言ってこのままじゃだめ」と、抑えの配置転換を提言し、次のように持論を展開した。

「(今シーズンは)ピッチャーで勝っている。ピッチャーの頑張りはすごい。そういう意味では、ピッチャーの1番最後が崩れるようになると、全部が水の泡になる。そこだけは避けたい。打線が打って、最後に崩れた。『これは仕方がない』と諦めがつくが、ピッチャーでゲームを作り、ピッチャーで勝ってきたチームが、1番最後にやられるのが1番きつい。そこら辺を早めに解消できるように、見ている人たちが安心できるようにしたほうがいい」

   今シーズンは投手力が安定しており、チーム防御率2.34はリーグトップだ。好調な滑り出しを見せる新庄剛志監督(53)。この勢いを最後まで維持できるか。今後の采配に注目が集まる。

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