大リーグのロサンゼルス・ドジャースに所属する大谷翔平選手(30)の大リーグ通算「250号」本塁打に、韓国のレジェンドが感嘆した。韓国メディアも大谷の250号に注目大谷は2025年6月15日に行われたサンフランシスコ・ジャイアンツ戦で、「1番・DH」でスタメン出場した。初回の第1打席で、ライトスタンドに今シーズン24号を放り込んだ。7点リードで迎えた6回には、125キロの外角カーブを引っ張り込んでライトスタンドに。今シーズン25号が、大リーグ通算250号となった。大リーグ8年目にして節目の250本塁打を記録。野球人気が高い韓国では、連日、大谷のプレーを速報しており、複数のメディアが250号を報じた。韓国メディア「OSEN」(ウェブ版)は、16日に大谷の特集記事を公開し、韓国出身の元大リーガーで、レジェンドのチュ・シンス氏(42)のコメントを紹介した。チュ氏は、韓国プロ野球(KBO)を経ずに大リーグに挑戦。シアトル・マリナーズ、クリーブランド・ガーディアンズ、シンシナティ・レッズ、テキサス・レンジャーズでプレーした。大リーグで16年間プレーし、通算218本塁打を記録した。218本塁打は、当時、大リーグのアジア出身選手の最多本塁打記録で、大谷が24年9月に記録を更新した。17日のパドレス戦で1年10か月ぶり投手復帰へ「OSEN」によると、この日は、韓国出身のキム・ヘソン内野手(ドジャース、26)と、イ・ジョンフ外野手(ジャイアンツ、26)がスタメン出場したこともあり、韓国放送局が試合の模様を生中継したという。解説者として出演したチュ氏は、大谷の本塁打を目の当たりにし「言葉にならない」と絶句し、「外角の変化球が体の方へ入ってきたのではなく、外へ流れていった。それを引っ張ってホームランを打てる打者が果たして何人いるだろうか」と感嘆したという。同メディアは「このホームランは大谷個人通算250号記録でもあった。昨年9月18日に通算219本塁打を放ち、韓国人外野手チュ・シンスが保持していたアジア選手歴代最多通算218本塁打の記録を更新した大谷。それから1年も経たないうちに31本塁打を追加し、アジア初の250本塁打の壁を突破した」と称賛した。スポーツ紙などの報道によると、今シーズン打者に専念してきた大谷は、17日(日本時間)に本拠地ドジャー・スタジアムで行われるサンディエゴ・パドレス戦で先発することになった。大谷が投手としてマウンドに上がるのは、ロサンゼルス・エンゼルス時代の23年8月23日のレッズ戦以来、約1年10か月ぶりとなる。
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