唐突すぎる作況指数公表とりやめ...小泉農水相に異論続々 「理解困難」、「実態とズレた」経緯検証求める声も

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100超でも「大不作の時よりも米価が高くなってしまっている」のはなぜ?

   小泉氏の発表をめぐっては、国会議員や専門家らから異論が噴出している。

   立憲民主党の米山隆一衆院議員は、小泉氏の投稿を引用し「率直に理解困難です」と批判。

   「新しい指標を作るのは良いとして、当面『作況指数』の公表も続け、両者を統計的に比較してこそ、新指標、旧指標の妥当性を評価し、過去データを活かし、今後につなげる事が出来ます」と主張し、「ただ単に『やった感』優先のやり方だと言われて、止むを得ないものと思います」との見方を示した。

   泉健太衆院議員は、「小泉大臣による、作況指数の公表廃止発表。川内ひろし代議士が先月、問題点を指摘している」とした。

   川内博史衆院議員は5月14日、Xで「なぜ作況指数が100を超えていたのに、平成5年の作況指数が60から70くらいの大不作の時よりも米価が高くなってしまっているのか」と指摘。「農水大臣は農家は一切儲かっていないと会見で発言している」と疑問を呈していた。

   泉氏は川内氏の主張に触れ、「なぜ実態とズレたのか客観的検証や、責任の構造を明らかにすることが必要。即刻廃止だけでは、今後も道を誤る。有耶無耶になれば、被害を受けるのは、国民と農家だ」とした。

   川内氏は、16日にも小泉氏によるコメ農家やJA関係者らとの意見交換をしたとの投稿を引用し、「話を聞いた結果が作況指数の廃止であるとするならば違う」と投稿。

   「今回の米価の異常な高騰と作況指数は関係ないだろう。急いては事を仕損じる」とした。

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